2024年10月、Amazonは電子書籍リーダー 「Kindle (第11世代)」 を発売した。
無印の 「Kindle」 は、Amazonが販売する電子書籍リーダー 「Kindle」 シリーズの中でもエントリーモデルにあたる製品。軽量かつコンパクトで、紙の本に似た感覚で、どんな場所に持っていっても読書を楽しむことができる。
アマゾンジャパンによると、昨今海外ではKindleの背面にステッカーを貼ってデコレーションし、自分だけのオリジナルデザインを楽しむファンが増えているとのこと。
そこで今回、アマゾンジャパンから 「Kindle (第11世代)」 の新カラー 「マッチャ」 に加えて、Kindleオリジナルのステッカー (非売品) とクリアカバーが一緒になったセット商品を提供いただき、実際に海外ユーザーのようにKindleの背面にシールを貼ってオリジナルデザインを作る体験をしてみることができた。
本稿では、まずは 「Kindle (第11世代)」 の魅力について紹介した上で、ステッカーを貼って自分だけのデザインにデコレーションする楽しさについても紹介したいと思う。
コンパクトなサイズはそのままに、より読書しやすく改良された 「Kindle (第11世代)」
まずは 「Kindle (第11世代)」 の特徴について簡単に紹介を。本製品は電子書籍リーダー 「Kindle」 シリーズの中ではエントリーモデルにあたる製品で、シリーズの中ではもっとも軽くてコンパクトで持ち運びに優れるほか、価格も安く高いコストパフォーマンスを実現している。
本体デザインは先代モデルから大きく変わってはいないものの、注目していただきたいのが新カラーの 「マッチャ」 。電子書籍リーダーといえば黒や白を想像する人も多いとは思うが、「マッチャ」 はまさに名前のとおり、お茶のような淡いグリーンを採用していて、落ち着いて読書したい人にぴったりなカラーだ。
本体サイズは157.8mm x 108.6mm x 8.0mm、重量は筆者の手元の製品は154gだった。紙の本に引けを取らないコンパクトさ&軽さを実現していて、カバンに入れて持ち運んだり、電車や飛行機などの乗り物の中での読書も楽々。
特に本体サイズに関しては、紙の本のように片方の手で持って、もう片方の手でページめくりができるサイズ感になっているため、自然な姿勢で読書できる。
画面には6インチ (解像度300ppi) のe-Inkディスプレイを採用。画面輝度は先代モデルよりも25%明るくなっており、屋外などでより画面が見やすくなった。
機能面では、ページをめくる速度が向上。先代モデルも読書をする上で使いづらいということはなかったが、ページをめくる動作が少しもっさりしていた感があった。第11世代モデルはよりキビキビとページをめくることができるようになり、また一歩、紙の本の体験に近づいたように感じている。
本体のストレージ容量は16GBとやや少なめだが、小説などの文字媒体であれば数千冊を保存して持ち歩くことができる。コミックや雑誌になると1冊の容量が大きくなりがちなので、残り容量には気をつけていただきたい。
バッテリー持ちは長くて6週間。読書をする頻度によってバッテリーの減りは変わってくるとは思うが、筆者が日々の電車移動で使ってみた感じでは、数週間は充電なしでも使えそうだった。数週間の出張程度では充電の心配をする必要はないだろう。
ちなみに、充電ポートはUSB Type-Cのため、ノートPCやスマートフォンなどの他のデバイスと充電器を共有できるのも嬉しい点。筆者はMacBook ProやiPhone 16 Pro (どちらもType-C充電器で充電中) を使っているため、デスクや寝室に充電器を増やすことなくKindleも充電できてとても助かっている。
Kindleをデコって自分だけの一台に
今回はKindle本体に加えて、ステッカーとクリアカバーが付属するセットを提供いただいたため、海外ユーザーのように背面のデコレーションにチャレンジしてみた。
提供いただいたステッカーはポップで可愛らしいデザインのものが多めだったため、楽しさを全面に押し出した賑やかなデザインにすることに。
ペタペタと思うままにステッカーを貼っていくと、こんな雰囲気に。「マッチャ」 の本体カラーも良いベースになっていて、とても良い仕上がりになったと思う。あとは大事なステッカーが擦れたり汚れたりしないように、上からクリアカバーをかぶせたら完成だ。
筆者は学生時代、母が作ってくれたブックカバーをとても気に入って、何年も使い続けたということがあったのだが、今回デコレーションしたKindleを見て、ふとそのときの気持ちを思い出した。
いつも持ち歩くものだからこそ、既製品ではなくオリジナルのデザインにすることで、単なる道具としてではなく 「愛着を感じられる大切なもの」 として大事に使い続けることができそうだ。
今回のレビューに合わせて、アマゾンジャパンからKindle (マッチャ) +ステッカー (非売品) + クリアカバーの3点をまとめたセット商品をあと2つ提供いただいている。この記事を読んでくれた読者の皆さんのうち2名に抽選でプレゼントしたいと思っているので、詳細についてはこちらの記事もしくは公式Xアカウント (@CoRRiENTE_top) を確認いただきたい。