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AppleのチーフデザイナーJony Ive氏が退職し自らのデザイン会社を設立 Appleは同会社の主顧客に

現地時間6月27日、Appleはこれまで同社のチーフ・デザイン・オフィサー (最高デザイン責任者) を務めていたJony Ive (ジョナサン・ポール・アイブ) 氏が退職することを発表した。退職は年内を予定している。

また、Jony Ive氏は自らのデザイン会社 「LoveFrom」 を設立するとのこと。Appleは同会社の主顧客となり、Jony Ive氏は今後もAppleの製品作りに関わるとみられる。

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Jony Ive氏がAppleを退職、デザイン会社を設立へ

ロンドンのチングフォードに生まれたJony Ive氏は、ニューカッスル・ポリテクニックでインダストリアルデザインを学んだのち、ロンドンのとあるデザイン会社に就職。その後すぐにAppleに転職し、インダストリアルデザイン部門で働いていた。

そして20周年を記念したTwentieth Anniversary Macintoshのデザインでデザイナーとしての頭角を表し、1997年のスティーブ・ジョブズ氏のApple復帰とほぼ同時に同社のチーフ・デザイナーに就任。その後はiMacやiPod、iPhoneやiPadなど、現在のAppleの主力モデルの製品デザインに携わった。いわば、Appleにとって最重要人物のひとりだ。

AppleのCEOティム・クックCEOは、「ジョニーはデザインの世界では特異な人物であり、1998年の画期的なiMacからiPhone、そしてこれまでにないほどのエネルギーと注意を払ってきた。Apple Parkへの前向きな野望まで、Appleの復活における彼の役割は誇張できません」 と話す。

また、「Appleは独占的なプロジェクトで彼と直接仕事をすることによって、彼が築いてきた華麗で情熱的なデザインチームの継続的な仕事を通じて、Jonyの才能から恩恵を受け続ける。 何年もの間密接に協力してきた結果、私たちの関係が進化し続けていることを嬉しく思います。そして、将来にわたってJonyと一緒に仕事をすることを楽しみにしています。」 とし、今後も関わりを持ち続ける予定であることを伝えている。

Appleの美しい製品は、今後もJony Ive氏のデザインチームの手によって生み出されていくだろう。ただし、Appleから独立するということはApple以外の製品作りにも関わっていく可能性があり、これまで携わる機会の少なかったデジタル製品以外の分野でもJony Ive氏の作品がみられるかもしれない。彼の今後の活躍にも期待したい。

ちなみに、Jony Ive氏が抜けた穴はインダストリアルデザイン担当副社長Evans Hankey氏とヒューマンインタフェースデザイン担当副社長Alan Dye氏が担う予定で、それらを最高執行責任者(COO:チーフ・オペレーティング・オフィサー) ジェフ・ウィリアムズ氏に対して報告する仕組みになるとのこと。

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