Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏がCEO退任し取締役会長に。後任はアンディ・ジェシー氏

photo by Dan Farber

2月2日、米Amazonは創業者のジェフ・ベゾス氏が、同社CEO(最高経営責任者)を退任することを発表した。

退任は2021年第3四半期(2021年7~9月期)。後任にはAWSのアンディ・ジェシー氏が就任し、ジェフ・ベゾス氏はAmazonの取締役会長へと就任する予定だ。

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ジェフ・ベゾス氏がAmazon CEOを退任へ

ジェフ・ベゾス氏は1994年にAmazonを創業。彼のガレージから始まった本のインターネット販売事業は、今やなんでも売っているネットの百貨店へと成長。さらには 「Amazon Go」 などの実店舗販売事業、クラウドサービス、音楽・映像配信サービスなど多岐にわたるビジネスを展開するまで拡大し、時価総額は世界4位に。

同日発表された決算(2020年10~12月期決算)の総売上高は1255億5500万ドル(約13兆1200億円)で、市場予測を上回った。新型コロナウイルス下における年末商戦の販売増加が影響し、売上高が前年同期比44%増えた。四半期ベースで売上高が1,000億ドルを上回ったのは、Amazonとしては初。

退任発表にともない、ジェフ・ベゾス氏は従業員向けにコメントを発している。今後も会長としてAmazonの経営に関与していくこと、CEO退任によって生まれた時間やエネルギーをほかに使っていくものの経営者として引退するわけではないことを明らかにしている。

ジェフ・ベゾス氏は2014年頃から後継者選びを進めていることを明らかにしていた。新たにCEOに就任するアンディ・ジェシー氏は、その当時後継者候補として有力視されていた人物のひとりだ。

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