先日、「iTunes」を使用している一部のユーザーで、ローカルに保存していた音楽データが勝手に消えるという不具合が発生していたことが判明し、Appleはその不具合の修正を近日中に行うとされていた。
TechCrunchによると、今回リリースされた最新バージョン「iTunes 12.4」でその不具合が修正されたようなので、詳しい情報をお伝えする。
最新のアップデートで修正したとはされているものの、確認はできず
「iTunes」の音楽データが勝手に消える、という恐ろしい不具合が報告されたのはつい先日のことだ。報告内容によると、「Apple Music」や「iTunes Match」などのサービスに登録したことが引き金となって音楽データが消えたとされており、「iTunes」を利用している多くのユーザーに衝撃を与えた。
Appleはこの不具合を極めて重要な問題として認識していたようで、近日中に不具合を修正したアップデートをリリースすると言われていたが、つい先日リリースされた「iTunes 12.4」でこの問題が修正されたとTechCrunchは報じている。
TechCrunchは詳しい情報筋からこの不具合の修正についての情報を得たようだが、TechCrunchが行ったテストでは修正が確認できなかったとのこと。本当に修正されたかどうかは定かではない。
実際、Appleは音楽データが勝手に消えるという不具合を完全には再現できていないようで、今回のアップデートで暫定的な修正を行っただけである可能性は十分あり得る。
「iTunes 12.4」では、一部のUIが変更されたり、サイドバーが常時表示されるようになり、全体的に使いやすくはなったものの、この不具合が残っているかもしれないというのは非常に不安だ。
もし音楽データが消えてしまってはどうしようもないので、僕らユーザーとしてはバックアップをきちんと取るなどして、自衛策を講じておくしかなさそうだ。
[ via TechCrunch ]