本日、新型MacBook Proや新型iPad、新型iPhoneに関する新情報を伝えたTF International SecuritiesのMing-Chi Kuo氏が、投資家向けレポートで新型AirPodsや新型iPod touch、そして純正ワイヤレス充電器AirPowerに関する新情報を伝えている。
新型AirPods、AirPowerは2019年内に発売予定
Kuos氏曰く、Appleはこれまでの噂通り、iPod touchやAirPodsの新型モデルを開発しているという。まずは、ここ連日報じられている新型AirPodsについてだが、Kuo氏によると同デバイスは2019年内に発売予定であるとのこと。
Appleは一昨年、ワイヤレス充電器AirPowerの発売にあたり、ワイヤレス充電に対応させたAirPodsの充電ケースを発売すると告知していたが、今回Kuo氏が伝えている新型モデルはこれとは別に開発されているものになる。
新型AirPodsは、第1世代モデルにワイヤレス充電機能を搭載し、Bluetooth性能を向上させたものになっているという。これまで対応が報じられてきたHey Siriや防滴機能をサポートするかどうかについては今回は触れられていない。
この新型モデルは、長らく発売が遅れていたワイヤレス充電器AirPowerとともに、2019年前半に発売予定だという。濃厚なのは来月下旬に開催が予定されているAppleのスペシャルイベントと同時の発売だが、2019年前半は 「2019年1月~6月」 を指す言葉であるため、発売はまだ先である可能性も依然として残されることになる。
新型iPod touchが開発中、プロセッサは前モデルより高速に
そして、Ming-Chi Kuo氏は新型iPod touchに関する報告もレポートに付け加えている。
Appleは新型iPod touchを開発しており、内蔵プロセッサは現行モデルより高速なものが搭載されるという。2015年7月以来、新型モデルが投入されていないことから当然の話ではあるのだが、ちなみに現行最新機種の「iPod touch (第6世代)」 には 「A8」 プロセッサが搭載されている。この 「A8」 プロセッサはiPhone 6/6 PlusあるいはiPad mini 4に搭載されていたものになる。
新型Apple Watchはセラミックモデルが復活
情報は少ないものの次期Apple Watchについても少し触れられている。Kuo氏の報告では、Apple Watchの新型モデルには新しいセラミックケースモデルが投入予定であるとのこと。
セラミックモデルはApple Watch 2以降販売されてきたが、2018年に発売したApple Watch Series 4でなぜか廃止されていた。傷が目立ちづらいセラミックケースモデルの復活を密かに願っているユーザーにとっては今後期待せざるを得ない情報と言えるだろう。
また、昨年12月に配信された 「watchOS 5.1.2」 で心電図(ECG)機能が米国限定でアンロックされたが、同機能がいよいよ全世界で利用できるようになるとのこと。この機能は、Apple WatchのDigital Crownの上に指を当てることで心電図が測れるようになるというものだが、同機能が利用可能になるためにはその国で医療機器としての認可を得る必要があるため、現在は日本を含め米国以外の国で利用することができない状況が続いている。
今回、Ming-Chi Kuo氏は投資家向けレポートで多数の新製品に関する情報を投下した。この情報によると、Appleは以下の製品を2019年に発売する予定だ。
- iPhone XS/XS Maxの後継機種
- iPhone XRの後継機種
- MacBook Pro (2019)
- iPad Pro (2019)
- iPad mini 5
- iPad (第7世代)
- AirPods 2
- Apple Watch Series 5
- ワイヤレス充電に対応したAirPods充電ケース
- AirPower
- 純正ディスプレイ(31.6インチ/6K)
昨年から今年にかけて、AppleはiPhoneの販売不振に直面し、投資家からはiPhoneへの依存度を下げることを求める声が上がっており、iPadやMacなど他製品に対して本気で取り掛かる必要がある。
そんな中、今年はAppleの新製品が目白押し。Kuo氏の情報が正しければ、2019年はAppleにとって例年以上に忙しい年となるようだ。
[ via 9to5Mac ]