2017年ホリデーシーズンにおけるiPhoneの販売台数は、フラグシップモデルの「iPhone X」よりも下位モデルの「iPhone 8」が好調だったようだ。
これは、調査会社Consumer Intelligence Research Partnersの調査によって明らかになった。2017年10月から同年12月までの間にiPhoneを購入したユーザーに対して、どのiPhoneを購入したのかを聞いた。
その結果、「iPhone X」と回答したユーザーは全体の20%であったのに対し、「iPhone 8」は24%、「iPhone 8 Plus」は17%だった。旧モデルとなる「iPhone 7」以前のiPhoneを購入したユーザーは全体の39%を占めたという。
同調査結果はグラフ化されており、このグラフを見ると、「iPhone 8」が最も売れていることがわかる。
「iPhone X」と「iPhone 8」、どちらが人気?
なぜ、「iPhone 8」が最も売れたのか。その理由は明らかになっていないが、最も可能性が高い理由の一つは「値段の安さ」だろう。
「iPhone X」は最も安いモデルでも999ドルとかなり高価だが、「iPhone 8」は最も安いモデルで699ドル。つまり、300ドル(約3万円)の差がつけられている。
いくら性能が良いとはいえ、すべてのユーザーにハイエンドモデルが必要なわけではなく、「iPhone 8」を選ぶユーザーが多くても不思議ではない。
ただし、同調査は2017年10月から行われていることもポイント。「iPhone 8」は同年9月に発売しているが、「iPhone X」の場合は11月3日に発売しており、今回の調査では若干不利な結果が出た可能性もある。
ちなみに他の調査では「iPhone X」の方が売れているというデータを示す調査もある。「iPhone X」が実際、どれほど売れているのか、気になるところ。
ちなみに、Appleは来月1日に2018年第1四半期の決算発表を控えている。同発表で、iPhoneの販売台数に関するデータが公開される可能性がありそうだ。
[ via AppleInsider ]