先月あたりから本格化している新型4インチ型iPhoneの正体は「iPhone 5s」のアップグレード版になると噂されていたが、どちらかというと「iPhone 6s」の小型版になるのかもしれない。
9to5Macは、「iPhone 5se」とも言われる新型「4インチ型iPhone」は「A9」プロセッサと「M9」モーションコプロセッサを搭載する可能性があると伝えている。
「M9」プロセッサの搭載でSiriの常時スタンバイが可能になる
9to5Macによると、Appleが今年秋に発売する「iPhone 7」には最新の「A10」プロセッサと「M10」モーションコプロセッサが搭載されることが予想されている。
もし仮に、新型4インチ型iPhoneに「A8」プロセッサと「M8」モーションコプロセッサを搭載した場合、この「iPhone 7」との間に2世代分の遅れが生じてしまう。これらを避けるため、Appleは「A9」プロセッサと「M9」モーションコプロセッサを新型4インチ型iPhoneに搭載するだろうと伝えている。
本当に4インチ型iPhoneに「A9」プロセッサと「M9」モーションコプロセッサが搭載されれば、「iPhone 6s / 6s Plus」で利用ができるようになった「Siriの常時スタンバイ」が可能になり、電源に接続していなくても「Hey Siri」が利用できるようになることになる。
ストレージの容量については、16GBと64GBの2モデルがあり、価格は「iPhone 5s」の据え置きとなるとのことだ。
また、9to5Macは新型4インチ型iPhoneの販売開始と同時に、「iPhone 5s」の生産が終了することに加えて、「iPhone 7」が登場する秋には「iPhone 6 / 6 Plus」の生産も終了すると予想している。
発表イベントの開催は3月14日の週か
今回の情報は割と説得力のある話で、Appleは新型「4インチ型iPhone」を単なる廉価版として捉えているのではなく、あくまで主力機として「iPhone」シリーズの仲間に加える可能性がある。
そして、これらの情報が正しいとするならば、しばらく下火になっていた『新型「4インチ型iPhone」のデザインも「iPhone 6 / 6s」に近いものになり、名前も「iPhone 6」に似た名前になる』という説も実は正しいのかもしれない。
また、先日リークされた「iPhone 5se」の画像もあながち間違いではないのかもしれないと個人的には少し思い始めてきた。これだけ予想がコロコロと変わっている名前も、実は「iPhone 6c」だったりして。
これらの発表イベントは3月14日の週のどこかで予定されているとのことで、同時に「iPad Air 3」と「Apple Watch」の新しいコラボやバンドの発表が行われていることが予想されている。
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[ via 9to5Mac ]