次期iPhoneではAppleの人気完全ワイヤレスイヤホン 「AirPods」 を同梱イヤホンとして選択できるようになるかもしれない。
JP MorganのアナリストDavid Lyon氏は、2020年発売のiPhoneに同梱されるイヤホンは 「EarPods」 か 「AirPods」 か選択できるようになると予測した。そして、この予測を受けてAirPodsの関連企業の株価が上昇しているという。工商時報が伝えている。
次期iPhoneは同梱イヤホンに 「AirPods」 が選択可能に?
現在販売中の最新iPhone 「iPhone 11」 「iPhone 11 Pro / 11 Pro Max」 では、有線イヤホンの 「EarPods with Lightning Connector (税別2,800円)」 が同梱されている。
もし次期iPhoneでAirPodsを同梱イヤホンとして選択できるようになるとすると、iPhone自体の購入価格はEarPodsを選択したときよりも高くなることが考えられる。ただし、次期iPhoneとAirPodsとを別々に購入するよりも安くなると予想されているため、まだAirPodsを持っていないユーザーからすれば嬉しい選択肢になり得るかもしれない。
もちろん、同梱イヤホンは従来のEarPodsも選択できるとDavid Lyon氏は予測しているため、すでにAirPodsを持っていたり、AirPods Proなど他の完全ワイヤレスイヤホンをメインとして使うのであれば、EarPodsを選択することでiPhoneの価格を最も安く抑えることができるはずだ。
AppleとしてはAirPodsをiPhoneに付属させ、iPhone1台あたりの売上金額を増やす狙いがあるのかもしれない。またAirPodsの普及率を高めることで、iPhone以外のデバイス (iPadやMacなど) の購入を検討する “潜在的ユーザー” を増やすことができる。さらには、AirPodsの魅力にとりつかれたユーザーが、さらに上位モデルの 「AirPods Pro」 を買ってくれるかもしれない。実際、AppleがAirPodsを同梱品として扱うかどうかは不明だが、それを実行する可能性は少しずつ高まってきていると言えるだろう。
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