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iPhone 15 ProのCADレンダリングが公開。LightningはUSB-Cへ変更、ベゼルはさらに薄くなり本体サイズわずかに小型化

2023年秋に発売するとみられる次期iPhoneのフラグシップモデル 「iPhone 15 Pro」 は、ハードウェア面でいくつかの変更があることが分かっている。その変更点が視覚的に分かりやすいように、3Dレンダリング画像が作成・公開された。

この3Dレンダリング画像は、米Apple系メディア9to5Macが、サードパーティのケースメーカーから得た情報を基に、フリーランスの3DアーティストIan Zelbo氏 (@ianzelbo) と協力し制作したという。

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iPhone 15 Proの3Dレンダリング画像が公開

iPhone 15 (仮称) のもっとも大きな変更点は、2012年以降、さまざまなApple製品に採用されてきたLightningコネクタがいよいよUSB-Cコネクタに切り替えられることだ。

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、2022年10月にEU圏内で販売されるすべてのスマートフォンやタブレットなどのデバイスにUSB-Cを搭載することを義務付ける法案を可決。この法案の可決を受け、Appleは2023年のiPhone 15 (仮称) からUSB-Cコネクタを採用するとみられている。

ただし9to5Macによると、データの高速転送と高速充電に関しては、AppleのMFiプログラムの承認を得たケーブルのみに限定されるかもしれないとのこと。

デザインに関しては、筐体のエッジ部 (ガラスの縁部分とフレーム) がわずかにカーブすることで、筐体フレームとの継ぎ目がより少なくなることが予想されている。

筐体裏面のフレームも従来よりもカーブし、14インチ/16インチMacBook ProやM2 MacBook Airのようなデザインに。同変更により、iPhoneがより持ちやすくなり、画面の誤タッチも少なくなるかもしれないとのことだ。

本体サイズはiPhone 14 Proよりも数mm小さくなるものの、画面のベゼル幅は先代モデルよりも狭くなるため、画面の大きさを変えずにわずかながらコンパクトになるようだ。Dynamic Islandのサイズは現行のiPhone 14 Proと同じになるとのこと。

本体側面は、これまであったボリュームボタンとミュートスイッチが物理式のボタンから静電容量式のものに変更される予定で、触ることで動作する形式になるようだ。物理式のボタン/スイッチがなくなることでスッキリとした印象に。

背面のカメラユニットは従来より厚くなっており、より大きなイメージセンサーや新しいレンズが搭載される可能性がある。ただし、各カメラとLiDARスキャナの配置は従来から変わらないとのことだ。

左:iPhone 14 Pro/右:iPhone 15 Pro (仮称)

このレンダリング画像は、開発初期のCADデータを利用しているため、最終的には仕様が異なる可能性があるとのこと。しかし、こうして3Dモデリングによって描かれることで、iPhone 15 Proの全体像がより分かりやすくなるのではないだろうか。

ちなみに、今回のCADレンダリングでは言及されていないが、これまでの情報としてiPhone 15 ProシリーズはWi-Fiの現行最新規格であるWi-Fi 6Eをサポートする可能性があると伝えられている。

また、iPhone 15 Proシリーズは最新SoCの 「A17 Bionic (仮称)」 チップを搭載するとみられている。一方で下位モデルとなるiPhone 15シリーズは 「A16 Bionic」 チップを搭載すると予想されている。昨年発売したiPhone 14シリーズは上位モデルと下位モデルで内蔵SoCに差が設けられていたが、今年もその方針は変わらないようだ。

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(画像:9to5Mac/Ian Zelbo)