Macを使っている方々にとっては朗報と言えるかもしれない。
Appleは現在、次期「OS X」の「OS X 10.12」の開発を行っているわけだが、もしかするとこの「OS X 10.12」には「iPhone」の「Touch ID」を使ってロックが解除できる機能が搭載されるかもしれない。
「iPhone」を使ってスムーズにMacのロックを解除できるようになる
MacRumorsは、Appleは現在開発中の「OS X 10.12」に、「iPhone 5s」以降に搭載された指紋認証システム「Touch ID」でMacのロックを解除する機能を搭載する可能性があると報じている。
Appleのエンジニアは現在、同システムの開発設計を行なっており、Bluetooth LEのフレームワークを使用し実現するという。イメージとしては、「Apple Watch」のロック解除が「iPhone」でできるような感じだという。
これらのシステムは、「Knock」や「Near Lock」などのアプリがあるように、Macにインストールするだけであとは「iPhone」からロックの解除ができることから技術的には十分に可能。
Knock Software, Inc
価格: 600円
posted with sticky on 2016.5.20
また、この機能が利用されるのは「Mac」のロック解除だけでなく、先日噂になったWEBブラウザ上での「Apple Pay」の決済場面においても利用できるようになる可能性があるとのこと。
「Mac」の画面で購入確認まで進み、「iPhone」の「Touch ID」で本人確認と購入手続きを完了するといった具合だ。
この機能は現在リリースされているサードパーティ製アプリよりもよりシンプルにデザインされたものになる予定だとのことだが、まだ搭載が確定しているわけではなく、あくまで開発段階にあるという。
「OS X 10.12」の発表までに開発が間に合わなかった場合は、導入が見送られる可能性があるようで、実際にユーザーが利用できるのはまだ先かもしれない。
一時はMacにも「Touch ID」自体が搭載されると噂されていたが、やはり指紋認証ハードウェアを搭載するのはあまり現実的ではないのだろうか。
Macを持っている人が全員「iPhone」を持っているわけではないと思うので、できれば「Mac」だけで完結する機能であってほしいと思うのだが、デフォルトで搭載されるとなると嬉しいユーザーもかなり多そうだ。
ただ、サードパーティ製アプリで「iPhone」の「Touch ID」を利用してロック解除している僕としては、できれば「Near Lock」のように、「Mac」の近くに「iPhone」があるときは自動でロックが解除されるくらいのスマートさがほしいところ。
[ via MacRumors ]