Appleは12月28日、EU加盟国においてiPhone SE (第3世代)、iPhone 14、iPhone 14 Plusの販売を終了した。
オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデンなどEU加盟国27カ国において購入不可になっている。なお、日本や米国などでは引きつづき購入可能だ。
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iPhone SE/iPhone 14がEUで販売終了。EUの新たな規制が影響か
Appleがこれらのデバイスを販売終了する背景には、EU国内で施行される法律があるとみられる。
その法律とは、EU圏内で販売されるすべての有線充電用コネクタを搭載するスマートフォンにUSB-Cポートの搭載を義務付けるというもの。iPhone 15以降のモデルにはUSB-Cコネクタが搭載されているが、それ以前のiPhone SE (第3世代)、iPhone 14、iPhone 14 PlusにはLightningコネクタが搭載されていることから、法律施行後、Appleはこれらのモデルを販売ができなくなるとみられていた。なお、先行するかたちで今月21日よりスイスで購入不可になっていた。
iPhone 14シリーズについてはすでに2世代前のモデルであるため販売を終了したとしても売上には大きく影響しない可能性が高いが、iPhone SEについてはエントリーモデルということもありAppleにとって多少の打撃になる可能性がある。
しかし、Appleは2025年3月にもUSB-Cコネクタを搭載した新型のiPhone SEを発売するとの見方が市場で広がっており、前述の法律の影響はAppleにとって軽微なものであると予想される。
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(画像:Apple)