Appleは次期MacBook ProにミニLEDディスプレイを採用予定であると噂されているが、さらに次期iPad miniにもミニLEDディスプレイを採用する可能性があるようだ。
台湾DigiTimesは業界関係者からの情報として、BLUメーカーのRadiant OptoelectronicsがミニLEDディスプレイ搭載の次期MacBook Pro・iPad mini向けに、バックライトユニットの出荷を開始すると伝えた。出荷開始は2021年第3四半期の後半で、第4四半期には出荷量が増加予定であるとのこと。
次期iPad miniにミニLEDディスプレイが採用?
ミニLEDディスプレイは、通常のLEDよりも小さな発光ダイオードをバックライトに使用する次世代ディスプレイのこと。
今年5月に発売した12.9インチiPad Pro(第5世代)がはじめて同技術を採用しており、1万個を超えるLEDバックライトにより、最大1,000ニトのフルスクリーン輝度や1,000,000:1のハイコントラスト比を実現。明暗がはっきりした、ダイナミックな映像や画像を楽しめるようになった。
DigiTimesは2021年第3四半期の登場が予想されている次期MacBook Proのほか、次期iPad miniにもこのミニLEDディスプレイが搭載される可能性を指摘している。
しかし、11インチiPad Pro(第3世代)にはミニLEDディスプレイが搭載されなかったことから、その下位モデルであるiPad miniにミニLEDディスプレイが搭載されるのかという点については少し疑問が残るところ。
また、TF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏によると、有機ELディスプレイを搭載した次期iPad Airが2022年に発売予定だという。ディスプレイの種類がモデルごとに規則性なく搭載される理由が分かっておらず、チグハグ感が否めない。
次期iPad miniの登場時期は、BloombergのMark Gurman氏によると今年後半。本当にミニLEDディスプレイが搭載されるのかどうかは不明だが、今後より詳しい情報が登場することに期待しておきたいところだ。
(via MacRumors)
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