iPad(第10世代) が正式発表。ホームボタン廃止の新デザイン、A14 Bionic搭載

2年前

10月18日、Appleは｢iPad (第10世代)｣を同社公式サイトで発表。同日より、予約受付を開始した。

価格は68,800円(税込)〜。発売は10月26日を予定している。

｢iPad (第10世代)｣が正式発表

今回発売した｢iPad (第10世代)｣は、2021年9月に発売した｢iPad (第9世代)｣の後継モデルにあたる製品だ。

従来モデルからデザインを刷新し、他のiPadシリーズと同様にベゼルレスデザインを採用。ホームボタンが廃止され、スッキリとしたデザインに生まれ変わった。

ホームボタンの廃止により、生体認証はiPad AirやiPad miniと同様、トップボタンに搭載されたTouch IDセンサーでの指紋認証に変更されている。

また、本体下部の充電コネクタもLightningポートからUSB-Cポートに変更され、新たに20W USB-C充電アダプタとUSB-C充電ケーブル(1m)が同梱されるようになった。

ベゼルレスデザインの採用により、画面は10.2インチ→10.9インチに大型化。解像度は2,360 x 1,640ピクセル (264ppi) で、最大輝度は500ニト。

搭載プロセッサはA14 Bionic。iPhone 12シリーズやiPad Air(第4世代)などに搭載された旧世代チップ。ただし性能は決して低いわけではなく6コアCPU／4コアGPU、16コアNeural Engineでエントリーモデルながら高速な動作ができるという。

リアカメラは広角のシングル仕様。画素数は1200万画素で、絞り値はƒ/1.8。

フロントカメラは超広角のシングル仕様。画素数は1200万画素、視野角は120°。なお、フロントカメラは本体側面のベゼルに搭載されるようになった。ビデオ通話時は横向きで使用することを前提とした作りになっている。

スピーカーはステレオスピーカー仕様。本体上下に1つずつ搭載されており、横向きにしたときにステレオ品質でサウンドを楽しめる。

別売りのUSB-C – Apple Pencilアダプタ

搭載コネクタはUSB Type-Cとなったが、Apple PencilはLightning端子を搭載した初代Apple Pencilをサポートする。Apple Pencilとの接続には、USB-C – Apple Pencilアダプタ (1,380円/税込) を別途購入する必要がある。

Wi-FiモデルとWi-Fi＋Cellularモデルの2種類が用意され、Cellularモデルは5Gをサポート、SIMはnano-SIMとeSIMの2つに対応し、Wi-FiはどちらもWi-Fi 6 (802.11ax) をサポートする。

ストレージ容量は64GB／256GBの2展開。カラーはブルー、ピンク、シルバー、イエローの4色展開。価格は、Wi-Fiモデルが68,800円～、Wi-Fi＋Cellularモデルが92,800円～ (いずれも税込) 。

なお、これまで販売されてきたiPad (第9世代) は、新たに発表された iPad (第10世代) と併売される。

(画像：Apple)