Beats共同創業者で、現在は「Apple Music」の重要的存在を務めるJimmy Iovine氏が退社するとの噂が流れたのは2018年1月5日。米Billboardの報道によれば、彼はAppleを離れるのは確定路線であるとされていたが、どうやらそれはデマだったようだ。
9日(現地時間)、VarietyはIovine氏にインタビューを行い、噂の真偽を確かめた。
「Apple Music」重役のJimmy Iovine氏、Appleを今年8月に退社か
Beats共同創業者で、現在は「Apple Music」の重役を務めるJimmy Iovine氏は、2018年8月にAppleを退社することになるのかもしれない。 これを伝えているのは、米メディアのBillboard。Appleを離れること...
Iovine氏はAppleを離れる予定はない
同インタビューで、同氏は自身の退社の噂について触れており、「私は65歳になるが、Appleには4年間在籍し、Apple Musicに携わってから2年半の間で3,000万人のユーザーを獲得した。そして、Beatsも大成功を収めている。しかしながら、私はやりたいことがもっと多くある。Eddy(Eddy Cue氏)とTim(Tim Cook氏)、そしてAppleが必要としていることに、私のできる全力を注ぐつもりだ。バンドの一員みたいなものだね。」と、退社報道を否定した。
Iovine氏の退社の噂は、彼がまもなく65歳と高齢になってきていることに加えて、Appleの株式の権利確定が今年の夏に近づいていることから、退社する可能性が指摘されていた。
しかし、彼はAppleでやり残したことがあるのだろう。Beatsを作った彼がいる限り、「Apple Music」は今後も進化を続ける。ただし、先述した通りIovine氏は65歳でいずれかはリタイアする時がくる。それまでに、Appleは彼の穴を埋める存在を探す必要があるだろう。