Appleが先月27日に公開したiOS 15の最新ベータ版に、写真上のゴーストを除去する機能が搭載されていることが判明した。米Apple系メディアMacRumorsが、Redditの情報を引用する形で報告した。
iOS 15 beta 4に写真のゴーストを自動除去する機能が搭載か
Redditユーザーの報告によると、「iOS 15 beta 4 (19A5307g)」 をインストールしたiPhoneで、本来ゴーストが発生するような逆光シチュエーションで写真を撮影したところ、撮影後の画像処理の段階でゴーストが除去されていることが分かったという。
ゴーストとは、逆光撮影時など明るい光源にレンズを向けているとき、レンズ内で反射した光が円形に映り込む現象のこと。iPhoneなどスマートフォンのカメラでは逆光時によくゴーストが映り込むことがしばしば。
しかし下記比較写真をみると、そのゴーストが消えていることが確認できる。
同じiPhoneで確認しているため、ハードウェアの性能は変わっていない。つまり、ゴーストを除去したのは 「iOS」 ということになる。Redditのユーザーによると、「iOS 15 beta 4」 から同機能が有効になっているとのこと。
「iOS 15」 には、ゴーストを除去する機能が実装されるとは発表されていない。つまり、サイレントでAppleは同技術を導入したことになる。まだベータテストの段階であるため、今後変更される可能性もあるが、もしこのまま本実装となった場合、「iOS 15」 をインストールすることで撮影した写真にゴーストが写り込まなくなる、あるいは映り込む機会が減る可能性がある。
もちろん、すべてのシチュエーションでゴーストを除去できるとは限らないものの、日常の風景や旅の思い出が写真としてより綺麗に残せるのであれば、嬉しく思うユーザーも多いのではないだろうか。
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