Apple TVやHomePod、さらにはこれらの製品に組み込まれているHomeKitが今秋に進化。これらを活用することで自宅をもっと快適にできるようになるかもしれない。
米Apple系メディア9to5Macが独自に入手した 「iOS 14」 の情報からリーク情報を連発しているが、それらに加える形で上記デバイスにいくつかの新機能が用意される予定であることを伝えた。
HomeKit対応ライトが自動調光を利用できるように
現在、Appleは各種スマートホームデバイスとApple製品を接続・管理するためにHomeKitという仕組みを提供している。このHomeKitは定期的に新機能が実装され徐々に便利になってきているが、今秋からHomeKit対応ライトにおいて自動調光機能が実装される予定であることがわかった。
この進化したHomeKitは、HomeKit対応ライトの色味や明るさを時間帯によって自動的に変化させられるという。例えば朝は柔らかな光、昼はすこし眩しいくらいの白、そして夕方~夜は柔らかな暖色系の色といったように、時間経過とともに色を変化させることができる。
もちろん現在もPhilips Hueなど調光機能があるライトに朝・昼・夕といった時間別のシーンを作成することで、自動的にライトの色味などを調光させることが可能だが、あくまでもそれはユーザーが作ったルールに則って変化させているに過ぎない。
新HomeKitが目指すのは、もっとスマートなものかもしれない。もし今回の情報が正しければ、ユーザーはHomeKit対応ライトを設置するだけで時間帯によって自動的に色の色味が変わるようになるかも。
ちなみに、当然ながら同機能を利用するには調光機能が用意されていることが条件となる。ON・OFFのみが利用できるライトは残念ながら同機能を利用することはできないだろう。
HomePodがApple TVの標準スピーカーに
スマートスピーカーの中ではおそらく最高レベルの低音を奏でられるHomePod。AirPlay 2を利用することで、大迫力な音響で映画や音楽を楽しむことができるのは大きな魅力だが、同製品の不便な特徴として各デバイスと接続は毎回手動で行う必要があるという点が挙げられる。
Appleはこの問題を次期OSで解決してくれる模様。一度、HomePodをApple TVのスピーカーとして設定したら、次回の起動時も自動的に両デバイスが接続されるようにするようだ。
¥9to5Macによれば、この機能はHomePodの小型モデルでも利用できるという。ちなみにHomePodの小型モデルについては噂が出てからかなり久しいが、Appleは現在も開発中なのだろうか。
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