現地時間9月10日、Appleは 「iOS 13」 のGM (ゴールデンマスター) 版を開発者向けに配信した。デベロッパーベータ登録しているユーザーはインストールすることが可能になっている。「iOS 13 GM」 のビルドナンバーは17A577だ。
今回公開された 「iOS 13 GM」 は、これまで開発者向けに公開されてきたベータテストの最終版にあたるバージョン。今月19日に配信が開始される正式版 「iOS 13」 と実質的に同じ内容になっていて、同GMで大きな問題が見つからなかった場合に、同OSのリリースにGOサインが出ることになる。
正式版 「iOS 13」 は9月13日に配信開始
本日開催された新製品発表会で、Appleは「iOS 13」を9月13日 (日本時間9月20日) にリリースすることを発表した。一般ユーザーも間もなく最新OSに触れることが可能だ。
「iOS 13」 の特徴
「iOS 13」 の最大の特徴は 「ダークモード」 という新しいUIが利用できる点。画面全体を黒基調に変えることで暗所での利用に長けている上に、有機ELディスプレイとの相性が良くバッテリー持ちを改善することも可能だ。また、日没など特定の時間に自動的にダークモードをオン・オフに切り替えるスケジュール機能も搭載されている。
さらに 「iOS 13」 はアプリの起動速度が最大2倍となっているほか、顔認証機能 「Face ID」 の認証も30%高速になっているなど、パフォーマンスも改善されている。
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「iOS 13」対応デバイス一覧
「iOS 13」がインストールできる端末は以下の通り。これまで最新OSを利用できたiPhone 6/6 Plus、iPhone 5s、iPad AirやiPad mini 3/2がサポート対象から外されている。
iPhone | iPod touch |
---|---|
iPhone XS / XS Max iPhone XR iPhone X iPhone 8 / 8 Plus iPhone 7 / 7 Plus iPhone 6s / 6s Plus iPhone SE |
iPod touch (第7世代) |
正式版 「iPadOS 13」 は9月30日に配信開始
「iPadOS 13」 は、「iOS 13」 と同日の9月30日 (日本時間10月1日) に配信予定。
「iPadOS 13」 の特徴
「iPadOS 13」 はiOSからの独立し、これまで以上にiPadがPCライクに使えるように改良が加えられている。
ファイルアプリがMacのFinderに近い仕様になっていたり、Split Viewで同じアプリを並べて表示可能になっていたり、さらにApple Pencilのパフォーマンスが改良されているなど変更箇所は多数。
変更点の詳細については以下の記事でまとめているため、気になる方はそちらを確認していただきたい。
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「iPadOS 13」対応デバイス一覧
「iPadOS 13」 が利用できるデバイスはiPad Air 2、iPad mini 4、iPad(第5世代)以降のもの。iPad Proは全機種がサポート対象だが、初代iPad AirとiPad mini 2、iPad mini 3については本OSからサポート対象外となる。
iPad Pro | その他のiPad |
---|---|
12.9インチiPad Pro(第1世代) 12.9インチiPad Pro(第2世代) 12.9インチiPad Pro(第3世代) 9.7インチiPad Pro 10.5インチiPad Pro 11インチiPad Pro |
iPad Air 2 iPad Air (第3世代) iPad (第5世代) iPad (第6世代) iPad mini 4 iPad mini (第5世代) |
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