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「iOS 13」の特徴はダークモード。iPadはマルチウィンドウ機能も実装へ 9to5Mac報じる

今秋リリース予定の次期iOSこと 「iOS 13」 、新機能が一部明らかになった。9to5Macによると、iOS 13にはダークモードやiPadのマルチウィンドウ機能等が実装される予定であるとのこと。

開発者であり、9to5Macの記者でもあるGuilherme Rambo氏が、次期iOS開発に関わる人物からの情報として伝えた。

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iOS 13はダークモードやiPadのマルチウィンドウ機能が実装

9to5Macからの情報によると、次期iOSは以下の新機能や特徴を持ったものになるとのことだ。

  • ダークモード
  • 設定アプリにフォント管理機能が追加
  • メールに「あとで読む」が実装。メールの自動振り分け機能も
  • フォントが欠落しているドキュメントを開いたときに通知
  • 音量調節・リマインダーのUIが一部変更に
  • プリンターの印刷管理機能が一部改良
  • 複数指で複数項目を選択可能に
  • Hey Siriの識別精度が向上
  • iPad:マルチウィンドウ機能
  • iPad:Safariでデスクトップ版のWebサイトを表示するかどうかを確認する機能
  • iPad:3本指でキーボードを左右スワイプで「アンドゥ(取り消す)」「リドゥ(やり直す)」の操作が可能に

これらの情報を見る限り、次期iOSの最大の特徴は 「ダークモード」 と 「マルチウィンドウ」 機能ということになりそうだ。

macOS Mojaveで実装されたダークモード

まずはダークモードについてだが、これはユーザーインターフェイスがこれまでの白基調から黒基調に変わるというもの。有機ELディスプレイを搭載したiPhoneが登場したあたりから噂になっていた同機能だが、やはり同機能はiOS 13で実装されることになるのだろうか。

ちなみに、ダークモードのように黒を基調とした画面を採用することによって、有機ELディスプレイ搭載デバイスはバッテリーの消費が少なくなるなどの恩恵を受けることができるとされる。このダークモードはiPhoneとiPadの両方で利用できる見通し。

また、iOSアプリをmacOSでも動作できるようにすることを目的としたプロジェクト 「Marzipan」 では、ダークモードに対応したiPadアプリは、macOSでもダークモードで動作できるようになっているという。

そしてもうひとつの大進化は、iPadのマルチウィンドウ機能への対応。これまでも画面を二つに分けて作業できるマルチタスク機能が利用できたiPadだが、iOS 13からはマルチウィンドウ機能が利用できると9to5Macは伝えた。

iPadのマルチウィンドウ機能は、画面のどこかに貼りつく仕様ではあるものの、ウィンドウをドラックすることで画面の好きな場所に持っていくことができるという。ウィンドウ同士を重ねたり、重ねる順番を自由にカスタマイズでき、これまで以上に便利なマルチタスクが可能になるとみられている。ちなみに、ウィンドウはスワイプ操作で閉じることができるというが、具体的にどのように操作するのかは分かっていない。

iPad向け機能としては、さらにSafariでデスクトップ版のWebサイトを表示するかどうかを確認する機能や、3本指でキーボードを左右スワイプでアンドゥ&リドゥの操作が可能になるという。

そしてiPhoneとiPadに共通する変更点として、メールアプリのメッセージ内容によって自動的に振り分けてくれる機能やあとで読む機能も新たに実装される予定であるとのこと。さらに音量調節時に画面中心に表示されるUIも改良されたり、Hey Siriの音声識別精度が向上されたりと、地味ながらさらに便利になるように様々な改良が加えられる予定であるようだ。

この次期iOSは、今年6月に開催される開発者向けイベント 「WWDC 2019」 で詳細が発表され、例年通りであれば今年9月頃には一般ユーザー向けにリリースされるだろう。当然ながらAppleからはまだ正式発表はないが、その詳細が明らかになるまで残り2ヶ月を切った。果たしてiOSはどのように変化するのか注目だ。

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