まもなく、Appleは次期iOSの「iOS 12」を正式にリリースする予定だが、同リリースを前に現行の「iOS 11」の9月3日時点でのシェアが公開されている。
Appleは5日、デベロッパー向けサイトで9月3日時点でのiOSのシェアを公開。同グラフによると「iOS 11」のシェアは85%、「iOS 10」は10%、「iOS 9」以前は5%となっている。
iOS 11はiOS 10に比べると革新的な変化が少なかったため、普及スピードは若干遅めとなった。また、もともと実装を予定していた機能もリリースが遅れるなど、Appleとしては少し反省の残るバージョンだったのではないだろうか。
iOS 11の失態を受け、Appleのソフトウェア・エンジニアリング担当のCraig Federighi氏は2018年1月に行った社内会議で、「iOS 12」は主にパフォーマンス改善や安定性を高めることに注力し、目玉となる新機能の一部の搭載を延期する方針を明らかにしていたという。
この方針が功を奏したのか、開発者向けに配信されている「iOS 12」のベータ版は、過去最も安定したバージョンとも言われており、例年に比べると致命的なバグなども少ない印象。次期OSのリリース直後はバグなどの懸念からアップデートを様子見するユーザーも多いが、iOS 12は比較的早いスピードで普及する可能性が高そうだ。
【新機能まとめ】「iOS 12」が正式発表 「メジャーアプリ」「ARKit 2.0」「グループ通知」など新機能多数
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