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インテル、デスクトップ向けCPU「Core Ultraプロセッサー 200S シリーズ」発表。消費電力が大幅低減、優れたゲーミング性能を実現

インテルは10月11日、新型CPU「インテル Core Ultraプロセッサー 200S シリーズ」(以下、Core Ultra 200S シリーズ) を発表した。

Core Ultra 200S シリーズは、NPUを搭載した「Core Ultra プロセッサー」の第2弾にあたる「Core Ultra シリーズ2」のデスクトップ向け製品。従来製品よりも消費電力を大幅に抑え、優れたゲーミング性能を実現するとしている。2024年10月25日より、各オンラインショップや店舗、パソコンメーカーを通じて販売される。

また、2025年第1四半期には、ゲーミングPC向けの「Core Ultra 200HX」「Core Ultra 200H」もリリース予定だ。

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インテル、AI PC向けとしては初のデスクトップ向けCPU「Core Ultraプロセッサー 200S シリーズ」を発表

Core Ultra 200S シリーズは、最大36TOPSを実現するインテル初のAI PC向けデスクトップ・プロセッサーで、開発コードネームは「Arrow Lake-S」。内蔵GPUとして「Xe GPU」を内蔵する。

ラインアップは以下の5製品。

製品名コア数 (P+E)グラフィックス
Core Ultra 5 245KF14コア (6+8)×
Core Ultra 5 245K14コア (6+8)
Core Ultra 7 265KF20コア (8+12)×
Core Ultra 7 265K20コア (8+12)
Core Ultra 9 285K24コア (8+16)

次世代Performance-cores (P-cores) を最大8個、 次世代Efficient-cores (E-cores) を最大16個搭載。マルチスレッド・ワークロードにおいて、前世代製品よりも最大14%のパフォーマンス向上を実現している。

前世代製品と比較すると、シングルスレッド性能では最大6%の高速化、マルチスレッド性能では最大14%の高速化を達成。主要な競合プロセッサーと比較して、AI対応のクリエイター向けアプリケーションでは最大50%、ゲームにおいては最大28%の性能向上を実現しているという。

消費電力を大幅に抑えているのも大きな特長だ。日常的なアプリケーションの利用時においては、デバイス・パッケージでの消費電力を最大58%削減。ゲーム時にはシステムの消費電力を最大165W削減する。これにより、低温かつ静かにPCを動作させることができる。

P-coresとE-coresは、ターボ周波数を16.6MHz単位できめ細かく制御できる新しいオーバークロック機能を備える。新しいメモリ・コントローラーは、XMPおよびCUDIMM DDR5メモリーをサポートし、DIMMあたり最大48GB、合計最大192GBまで対応する。また、インテル Extreme Tuning Utility (インテル XTU) には、ワンクリックでオーバークロックを実行できる機能拡張が追加された。

Core Ultra 200S シリーズは、チップセットとして新たに「インテル 800シリーズ」を搭載。 PCIeレーン構成は、CPU向けにはPCIe 5.0を20レーンとPCIe 4.0を4レーン、チップセット向けにはPCIe 4.0を最大24レーンサポートする。

また、SATA 3.0を最大8ポート、USB 3.2を最大10ポート、Thunderbolt 4を2ポートサポートするほか、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。

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(画像:インテル)