Instagramは、「クリエイターマーケットプレイス」 の国内提供を開始する。今後数週間のうちに日本を含む8カ国で提供を開始し、これらの国を拠点とするブランドやクリエイターが順次利用できるようになる。
Instagramが 「クリエイターマーケットプレイス」 国内提供を開始
「クリエイターマーケットプレイス」 は、企業・ブランドとコンテンツクリエイターを繋ぐことをサポートする機能。2022年7月より米国でテストが開始されており、これまで数年のコンテンツクリエイターやブランドが利用しているが、その提供エリアとして新たにイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国 (輸出ブランドのみ)、インド、日本、ブラジルが追加されることになった。
「クリエイターマーケットプレイス」 では、コラボレーションの種類・性質に関わらず、自社ブランドに関連性が高いクリエイターをより簡単に探すことができる。
特に効果的な方法はパートナーシップ広告を活用すること。クリエイターやその他のパートナーが自分たちのアカウントに投稿したコンテンツを広告として配信することで、コラボレーションの成果を増大させることができる。
また、パートナーシップ広告を活用したいが、協業するクリエイターを探すのが難しいというブランドの声に応えるため、ブランドが自社のキャンペーンに最適なクリエイターをより簡単に発見できるよう、Instagramのデータを使用した機械学習をベースに、おすすめのクリエイターを表示するテストも開始する。クリエイターを検索したり、オーディエンスの属性などでクリエイターを絞り込んだりすることも可能だ。
テスト対象になるブランドは、今後数ヶ月の間でMeta Business SuiteからInstagramのクリエイターマーケットプレイスにアクセスすると、おすすめのクリエイターを閲覧できるようになるという。
利用するには、ブランドおよびクリエイターそれぞれが 「クリエイターマーケットプレイス」 に参加する必要がある。クリエイターは自身と関連性が高いブランドや興味があるブランドを選んで表示することが可能。また、ポートフォリオを作成してアピールすることもできる。
コラボレーションしたいクリエイターを発見したブランドは、クリエイターに直接連絡を取ったり、ブランドコンテンツやパートナーシップ広告に関する協業プロジェクトについて説明するプロジェクトを作成し、それを複数のクリエイターに送ったりすることが可能だ。クリエイターは、ブランドからのメッセージを受け取ると、Instagramアプリのメッセージ画面内にある「メイン」 タブの一番上に「パートナーシップに関するメッセージ」という専用フォルダーが表示され、クリエイターはコラボレーションの機会についての詳細や条件、謝礼のレートなどをInstagramアプリ内で確認することができる。
クリエイターマーケットプレイスの参加資格を得る方法やパートナーシップ広告の使い方に関する詳細は、Instagramのヘルプセンターをご覧いただきたい。
(画像提供:Instagram)