今年の梅雨は、なんだか梅雨らしくない日が多く続いており、いわゆる雨が少ない「空梅雨」なのではないかという話もちらほら出ているが、天気の良い日が多いこともあり、我が家の家庭菜園は絶好調だ。
特に元気なのが春先に種まきをした「バジル」。我が家の料理ではバジルを使うことが多いので、フレッシュバジルが頻繁に使えればいいな~という安易な考えで育ててみたのだが、その増殖力が半端じゃない。
使う分を切ってもすぐに次の葉っぱがどんどん生えてくるので、今年の秋くらいまでバジルに困ることはなくなることだろう。バジル万歳!
さて、そんな我が家の家庭菜園事情は置いておいて、今回の「週刊イモリ」では、イモリの「尻尾」の能力について、ちょっと面白いエピソードがあったので紹介していきたいと思う。
秘技!尻尾懸垂!
昨日は、「WWDC 2016」で予告されていた「iOS 10」と「macOS Sierra」のパブリックベータ版がついにリリースされ、家中のiPhoneやMacをひたすらアップデートするという大仕事をしていた僕。
端末のアップデート中はしばらく何もできなくなってしまうので、ゲームでもやろうかなぁなんてゆるーい気持ちでいたところ、何やらイモリ水槽の流木の上で何やら不審な動きをしている輩を発見。アマミシリケンイモリのギョロだ。
遠目から見ると、いつものように流木の上で方向転換をしようとして落ちそうになっているだけに見えたのだが、なんだかいつもと様子が違う。気になって近づいてみると、なんと両手両足は宙に投げ出されており、尻尾だけを流木に巻きつけて自分の体を支えていたのだ。
しかも、その体勢からなんとか流木に戻ろうとして、勢いをつけながら腹筋?懸垂?をするギョロさん。す、すごい…
結局そのあとは力尽きてしまい、水中にドボンしてしまったギョロさんだったが、なかなかの尻尾力に驚かされてしまった。イモリの尻尾にはそんなにすごい力があったのか。
尻尾で身体を支える動物といえばカンガルーが有名で、休むときにあの重くて長い尻尾を使って身体を支えるのだとか。イモリの尻尾はそこまでしっかりした尻尾ではない気がするが、一応そういった役割もあるのだろう。また、イモリの尻尾は感情を表すことはないが、オスが繁殖期に求愛ダンスをするときなどにも使われるようで、たかだか尻尾一つにも様々な役割があるようだ。
ちなみに、先ほどイモリ水槽を覗いてみたら、イズー(アカハライモリ)も水中で尻尾を流木に引っ掛けてぶらーんする技を披露してくれた。水中だと浮力があるからなおさら簡単なのかな。
イズーさん、ご協力ありがとうございました。