先週の22日、突然の長野出張(しかも出発は26日)が決まり、急いで家の片付けやら荷物の準備やらをしていた僕。
「そういえばサンショウウオたちはそろそろ上陸じゃないかな…帰ってきてから上陸用水槽を作らないと」なんて軽い気持ちでちらりとサンショウウオ水槽を見ると、万が一のため上陸組退避用に浮かべておいたタッパーの蓋にしがみつくサンショウウオの姿が!このままだと水中で呼吸ができなくなって溺れてしまう!
これは長野から帰ってきてからだと間に合わないと察した僕は、出張の準備を放り出して、急遽サンショウウオ上陸用水槽を準備することになったのであった。
【コリエンテ流】上陸用水槽の作り方
前々から紹介してきてはいるのだが、サンショウウオは卵から生まれたばかりの頃は水中で生活し、ある程度大きくなるとだんだんとエラが小さくなり、やがて陸上で生活するようになる。そのため、陸上と水辺がある上陸用の水槽が必要なのだ。
今回、上陸用水槽を作るにあたって、準備したものはこちら。
- 60cm水槽+蓋
- 水作エイト(簡易濾過器)
- 園芸用の川砂
- レイアウト用の石や流木
- ウィーピングモス
「60cm水槽+蓋」と「水作エイト」はイモリ水槽に使用していたもので、サンショウウオ約50匹とイモリ3匹だと明らかに数が多い方を優先すべきということで、イモリたちにはあらかじめ30cm水槽に引っ越してもらった。
そして、サンショウウオを飼育する場合は水槽の底に砂を敷くことが多いのだが、今回その底砂として選んだものはホームセンターなどで園芸用として売っている「川砂」。サンショウウオたちがもともと生息している場所に近い素材というのを意識したというのもあるのだが、何よりも10kgで約500円という超低コストが決め手となった。
ちなみに、60cm水槽で陸をしっかり作るには1袋だと足りなかったので、今回はこちらの川砂を2袋使って陸地と水辺を作った。
上陸用水槽としてはここまで作ればほぼ完成なのだが、サンショウウオは隠れるのが好きということなので、石や流木などで隙間をちょこちょこ作ってやることに。我が家では水草水槽のウィーピングモスが余っていたので、それも少し入れてやった。
そんなこんなで上陸用水槽が完成!僕の場合は22日に計画を立てて、23日に60cm水槽の掃除と必要な物品の購入、24日に上陸用水槽作成ののち、上陸組を早速投入という超急ぎ足での日程となったが、上陸組は順調に毎日を過ごしているようだ。
どうやらウィーピングモスはお気に召してもらえたようだ。これが本場の「頭隠して尻隠さず」笑
現状、特に具合が悪そうな子も出てきていないようなので、この水槽で全員上陸をしてもらうことにした。
僕と同じくらいの時期にサンショウウオの卵をゲットしてきた人は、そろそろ上陸のときだ。僕のように突然予定が入り、1日2日放置していたら上陸組のサンショウウオたちが溺れてしまったということにならないように、上陸用水槽を早めに作って順次投入していくか、せめてタッパーの蓋など上陸組が退避できる場所を作っておくことをオススメする。