2月24日、HUAWEIは新製品発表イベント 「Huawei Consumer Business Product and Strategy Virtual Launch」 を開催。新型折りたたみスマートフォン 「HUAWEI Mate XS」 を発表した。価格は2,499ユーロ(約30万円)、発売は2019年中頃を予定している。
「HUAWEI Mate XS」 が正式発表
「HUAWEI Mate Xs」 は、昨年発売した折りたたみスマートフォン 「HUAWEI Mate X」 の第2世代機。Samsungが 「Galaxy Z Fip」 という縦型の折りたたみスマートフォンを発表したのに対して、「HUAWEI Mate Xs」 は先代モデルと同じ横折りを引き続き採用。デザインは変えない代わりに、性能を強化するなど磨き上げた最新モデルとなっている。
画面サイズは8インチ。「Galaxy Fold」 の画面サイズは7.3インチだったため、それよりも広い画面をアピールしている。畳んだ時の画面サイズは6.6インチもしくは6.38インチ、こちらも従来から変わらず。
端末の厚みは5.4mm。畳んだ時の厚みは11mmで、ライバルであるSamsungの製品よりも薄さで優れていることをアピールした。
「HUAWEI Mate Xs」 を開いた時は、画面全体にアプリを表示したり、左右にアプリを分けて表示することもできる。分割したアプリの位置は簡単にスイッチングできるほか、片方のアプリからもう片方のアプリへのドラッグ&ドロップもとても簡単・スムーズにできるとしている。
搭載カメラはToFカメラを入れたクアッドコア仕様。上から4000万画素の広角レンズ(27mm, f1.8, RYYB)、800万画素の望遠レンズ(80mm, f/2.4, OIS)、1,600万画素の超広角レンズ(17mm, f/2,2)、3D深度センサーが利用できるToFカメラとなっている。これらはLeicaレンズとなっていて、綺麗な写真を撮影することが可能だという。
搭載SoCは 「Kirin 990 5G」 。先代モデルに比べてCPU性能23%、GPU性能は39%向上。さらに省電力性能もCPUは23%、GPUは32%改善しているとのことだ。RAM(メモリ)容量は8GB、ストレージ容量は512GBとなっている。
もちろん5Gにも対応。デュアルSIM構造になっていて、5G+5Gのデュアルも実現できるとのこと。
価格は2,499ユーロで、日本円にすると約30万円となる。同スマートフォンは中国だけでなくグローバルでの発売も予定しているとのこと。発売時期は2019年中頃を予定している。日本で販売されるかどうかは不明だが、日本市場への積極的な展開を行っているHUAWEIなら同製品を投入してもおかしくはなさそうだ。
Huawei Mate XS | |
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ディスプレイ | 有機ELディスプレイ オープン:8インチ クローズ(メイン):6.6インチ クローズ(サブ):6.38インチ |
解像度 | オープン:2480 × 2200 クローズ(メイン):2480 × 1148 クローズ(サブ):2480 × 892 |
背面カメラ | 4眼レンズ 広角:40MP / F1.8 超広角:16MP / F2.2 望遠:8MP / F2.4 ToFカメラ |
前面カメラ | なし |
プロセッサ | HUAWEI Kirin 990 5G |
RAM+ROM | 8GB+512GB |
外部ストレージ | NM SD Card (最大256GB) |
SIM | Nano SIM + nano SIM |
OS | EMUI 10.0.1 (Android 10ベース) |
バッテリー容量 | 4500mAh |
外部ポート | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | × |
生体認証 | 指紋認証(本体側面) |
防水性能 | × |
通信 | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 |
サイズ | オープン:146.2 × 161.3 × 5.4mm クローズ:78.5 × 161.3 × 11mm |
重量 | 300g |
カラー | インターステラーブルー |
価格 | 2,499ユーロ (約30万円) |