
Appleは10月13日(米国時間)、スマートスピーカーの新モデル「HomePod mini 2」を発表した。
新たに「Siri AI」に対応するほか、音楽に合わせて本体上部が光る新機能「Sound Glow」を搭載。さらに、新型「Apple TV 4K」と組み合わせることで、4台のスピーカーを使ったサラウンドサウンドを楽しめるようになった。Macの外部スピーカーとしても利用でき、音楽や映像を楽しむための機器としてだけでなく、スマートホームの操作を担うデバイスとしても機能する。
本体カラーはピンク、グリーン、ブルー、ホワイト、ミッドナイトの5色。日本では24,800円(税込)で10月30日より販売される。
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Siri AIへの対応で音声アシスタントを強化
「HomePod mini 2」は、コンパクトな本体から360度に広がるサウンドを再生できるスマートスピーカー「HomePod mini」の次世代モデルだ。音楽の再生やスマートホーム機器の操作など、従来からの機能を引き継ぎながら、音声アシスタントやオーディオ体験を強化した。
今回の発表で注目したいのが、Apple Intelligenceに関連する新しい音声アシスタント「Siri AI」への対応だ。最新世代のApple Foundation Modelsを基盤とする新しいアーキテクチャを採用し、ユーザーの状況を踏まえた応答や、より自然な会話を実現する。対応は将来のソフトウェアアップデートで提供される予定だ。
Siri AIは、ユーザーの個人的な情報や、幅広い分野の知識を活用してリクエストに応じる。たとえば、友人からメッセージで勧められた曲を探したり、カレンダーの予定や場所に関連するリマインダーを設定したり、メールに記載されたレシピを見つけたりできる。レシピに必要な食材を買い物リストに追加するといった操作にも対応する。
こうした機能を利用する際は、Apple Intelligenceに対応したiPhoneやiPadとの連係が重要になる。HomePod mini 2は、家庭内の最大6人の声を識別し、それぞれのユーザーに合わせて音楽を再生したり、メッセージやタイマーなどの情報を扱ったりできる。Siri AIは、iPhoneやiPadのアプリにある情報も活用しながら、ユーザーの依頼に応じる仕組みだ。
また、ウェブ上の最新情報を利用して、さまざまな分野の質問に回答できるほか、従来よりも自然な会話を続けられるようになる。Apple Intelligence対応のiPhoneやiPadを持っていないユーザーも、Siri AIが有効になった対応スピーカーを使えば、幅広い知識を活用した回答や自然な会話、強化された音楽検索などの恩恵を受けられる。
ただし、Siri AIの提供は発売時点ではなく、将来のソフトウェアアップデートを予定している。対応言語は英語で、米国、オーストラリア、カナダ、インド、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカ、英国で利用できる予定だ。
新型Apple TV 4Kとの連係で4スピーカーサラウンドに対応
オーディオ機能では、Apple S10チップとコンピュテーショナルオーディオを採用。再生中の音楽をリアルタイムで分析し、ダイナミックレンジや音量、音響性能を調整する。1台での利用はもちろん、2台を組み合わせたステレオ再生や、複数の部屋に設置したスピーカーを連係させるマルチルームオーディオにも対応する。
新型「Apple TV 4K」(第4世代)との組み合わせでは、4台のスピーカーを使ったサラウンドサウンドを利用できるようになった。前方と後方にそれぞれ2台ずつ配置し、映画やドラマなどをより臨場感のある音響で楽しめる。
この機能を利用するには、Apple TV 4K(第4世代)に最新のソフトウェアをインストールしたうえで、HomePod(第2世代)またはHomePod mini 2を4台用意する必要がある。前方の2台と後方の2台は、それぞれ同じモデルでそろえなければならない。異なるモデルを前後のペアに分けて組み合わせることはできる。
4台のスピーカーとApple TV 4Kが室内での各スピーカーの位置を認識し、設置場所に合わせて音声のタイミングや音量を自動調整する。従来のHomePod miniを複数台使っていたユーザーにとっても、対応するApple TV 4Kと組み合わせることで、ホームシアターの構成を広げられる点は注目だ。
また、HomePod mini 2はMacのデフォルトスピーカーとしても利用できる。映画やゲームの音声を再生するほか、FaceTimeやビデオ通話などにも活用できる。Wi-Fi 6E以降に対応するMacで利用でき、HomePodを1台で使う場合と、ステレオペアで使う場合の両方に対応する。MacとHomePod mini 2の本体カラーをそろえれば、デスク周りに統一感を持たせることもできる。
新機能「Sound Glow」も追加された。音楽の再生中に本体上部が光り、低音や高音の変化に合わせて明るさや点滅の仕方が変わる。再生中の曲のアルバムアートワークに合わせた色で光るほか、雨などのサウンドスケープを選ぶと、落ち着いた雰囲気を演出するアニメーションを表示できる。Sound Glowの音声コントロールを利用するには、最新ソフトウェアを搭載し、Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneが必要となる。
スマートホーム関連の機能も引き続き利用できる。音声コマンドで玄関の鍵を施錠したり、外出時にガレージの扉を閉めたり、ブラインドやサーモスタットを操作したりできるほか、就寝時に照明を消すといった一連の操作も実行できる。ホームアプリでは、複数のアクセサリをまとめて操作するシーンの作成や、指定した条件に応じて動作するオートメーションの設定にも対応する。
HomePod mini 2をホームハブとして利用すれば、外出先からiPhoneのホームアプリを通じて、自宅のスマートホーム機器を安全に操作できる。
安全に関わる機能としては、煙や一酸化炭素の警報音を検知する「サウンド認識」に対応する。警報音を検知すると、iPhone、iPad、Apple Watchに通知を送信する仕組みだ。ホームアプリからHomePod miniを通じて自宅の様子を確認し、家にいる人と会話することもできる。ただし、警報音を検知できない場合もあるため、緊急時や危険性の高い状況でこの機能だけに頼ることは推奨されていない。利用には、対応するホームアーキテクチャへのアップデートと、ホームにアクセスするすべてのApple製デバイスのソフトウェア更新が必要となる。
さらに、12月に発売予定の「Apple Home Collection」のビデオドアベルやカメラなどとも連係する。顔認識を有効にしたHomeKitセキュアビデオと組み合わせることで、玄関に誰がいるかを音声で知らせる機能も利用できる。Apple Home Collectionの一部アクセサリは2027年初めの発売を予定している。
プライバシーとセキュリティにも配慮した設計を採用する。Siri AIへのリクエストは、本体上で処理するか、Appleのプライベートクラウドコンピューティングを利用して処理する。後者では、デバイス上での処理と同等のプライバシー保護をクラウドにも拡張し、処理されたデータを保存したり、Appleを含む第三者がアクセスしたりすることはないとしている。
「HomePod mini 2」の価格は24,800円(税込)。米国では149ドルで販売される。日本を含む24以上の国と地域で10月13日(米国時間)から予約注文を受け付け、10月30日(金)に販売を開始する。カラーはピンク、グリーン、ブルー、ホワイト、ミッドナイトの5色で、HomePodソフトウェア27.2に対応する。
情報ソース
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(画像:Apple)
