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「GoPro HERO13 Black」 発表。映像・バッテリー性能が着実向上し完成形に近づく、4つのレンズモジュラーでさらに表現の幅を広げられる

GoProは9月4日、新型4Kアクションカム 「GoPro HERO13 Black」 (以下、「HERO13」 ) を発表した。本日より予約受付を開始しており、国内での発売は9月11日を予定している。価格は68,800円(税込)。

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新型4Kアクションカム 「GoPro HERO13 Black」 9月11日発売

「HERO13」 は、GoProが販売する新型4Kアクションカムのフラッグシップモデルの最新モデルにあたる製品。「GoPro HERO Black」 シリーズは、「HERO9」 で現在の形になってからも毎年進化を遂げてきたが、今回の 「GoPro HERO13 Black」 で遂に完成形とも言えるレベルに到達したという。

本体サイズは幅71.8 x 高さ50.8 x 奥行き33.6mmで、先代の 「GoPro HERO12 Black」 と変わらず、重量は159gで先代から5gだけ重くなっているが、一方で性能面は更なる底上げが行われており、業界最高レベルの5.3K/60fps撮影に対応するほか、バッテリー性能の向上や高い耐久性を実現。さらに、新しいレンズモジュールにも対応した。

本製品は5.3K/60fpsもしくは4K/120fpsの高画質&高フレームレートでの撮影が可能。撮影したビデオからは、最大2470万画素の写真を抽出できる。

HDR撮影は、プロ向けのHDR形式 「HLG」 に対応し、10ビットのRec.2100カラースペースでの撮影が可能。スローモーションは、最大720p/400fpsという高フレームレートで最大15秒間撮影可能、900p/360fpsと5.3K120fpsの撮影も利用可能だ。

液晶は、本体前面と背面に搭載されるのはこれまでどおりだが、本体正面のレンズ下部には新たにヒートシンクを搭載したことで、長時間の撮影や気温の高い場所での撮影でも発熱を抑えながら撮影できる。

また、「HERO13」 からGPS機能が復活しており、GPSが自動取得したテレメトリーデータを活用してメディア管理をしたり、車やバイクでのレース動画にアニメーショングラフィックとして重ねることもできる。愛用していた人には朗報とも言える機能だろう。

アクションカメラの最大の懸念点とも言えるバッテリー駆動時間だが、Enduroに続く新たなバッテリーを搭載したことで、さらに駆動時間が伸びている。容量は1,900mAhと、前モデルに比べて10%ほどアップ (1,720mAh → 1,900mAh) したこともあり、1080p/30fpsでは2.5時間以上、4K/30fpsもしくは5.3K/30fpsでは1.5時間以上の撮影が可能だ。

さらに長時間の撮影を楽しみたい場合は、別売の 「Contactoマグネット式ケーブル+ドアキット」 を取り付けることで、端末側面のサイドドアからマグネット充電が利用できる。これまではサイドドアを開いてType-C経由で充電する必要があったが、マグネット式ケーブルをパチッとくっつけるだけで簡単に充電できる。防水対応のため、水中での充電も可能だ。ちなみに、本キットは旧製品 (HERO9〜HERO13 Black) でも利用できるとのことだ。

対応マウントは3種類。折りたたみ式のマウントフィンガーとマウント用1/4-20ネジ穴に加えて、新たにマグネット式ラッチマウントが登場。マウントへの着脱がスピーディーに行える。

新機能としては、新たにプリセットのカスタマイズオプションが追加。カメラに表示される名前をカスタマイズできるようになったほか、電子音のボリューム、LEDの動作、スクリーンセーバーに関するオプションを設定できる。

また、QuikCaptureの電源をオフにしてしまっても、5秒以内であればシャッターボタンを押すと別の録画が開始できる機能も追加。5秒以内にモードボタンを押すとアイドル状態になる。※ QuikCaptureは、ボタンを1回押すだけでGoProに電源を入れてビデオ・タイムラプスの録画を開始できる機能

Wi-Fiは内部のチップセットが変わった関係で、Wi-Fi 6を新たにサポートし、転送速度が40%向上。ただし、日本では屋外では5GHzを使用できないことから、基本的には2.4GHzで使うことになりそうだ。

本製品は4つのレンズモジュールに対応する。それぞれ、「超広角レンズモジュラー」 「NDフィルター」 「マクロレンズモジュラー」 「アナモフィックレンズモジュラー」 で、まず 「超広角レンズモジュラー」 は視野角を最大177°まで拡大するモジュラーとなる。

「マクロレンズモジュラー」 は、これまでできなかった接写撮影を可能にするレンズモジュールで、最短焦点距離は11cmで内蔵する回転レンズリングでピントを調整することもできる。

「NDフィルター」 は、HERO13 Blackのシャッター速度を露出を調整してモーションブラーを実現できるモジュラーレンズ。これまでのGoProカメラでは映像が滑らかに動きすぎていたことから、同モジュールを利用することで映画のような撮影も可能になり表現の幅が広がるはずだ。

「アナモフィックレンズモジュラー」 は、「HERO」 史上最も広い視野角を実現するレンズモジュラーで、超広角の高視野角でありながらも周囲の歪みを作らずにアスペクト比21:9、16:9の動画を撮影できる。こちらは2025年に発売予定。

これらのレンズを取り付けると本体が自動でレンズを検出し、必要に応じて撮影設定を調整してくれる。また、レンズ表面には傷がつきにくい撥水コーティングが施されているので安心して使用できる。

「HERO13」 は通常モデルに加えて、Creator Editionが用意。本エディションはカメラ外側に取り付けるモジュラーとライト、バッテリー内蔵式グリップ 「Volta」 、そして新しいマグネット式のアタッチメントなどを同梱する。価格は68,800円(税込)〜。

HBシリーズのレンズについては、「超広角レンズモジュラー」 が16,800円、「NDフィルター (4個パック)」 が12,100円、「マクロレンズモジュラー」 が21,800円 (いずれも税込) 。

(画像提供:GoPro)