アクションカメラを手がけるGoProは4日、新型4Kアクションカメラ 「GoPro HERO」 を発表した。
本日より、GoPro公式サイトや家電量販店にて予約受付を開始している。国内発売日は9月23日を予定。価格は34,800円(税込)。
GoPro最小の4Kアクションカム 「GoPro HERO」 登場
「GoPro HERO」 は、GoPro最小となる4Kアクションカム。GoProは毎年新しいカメラを発売しているが、従来のアクションカメラは多機能化に伴い、筐体サイズや重量が大きくなるだけでなく、初心者にとっては入りづらいガジェットになりつつあった。そこで登場するのが、初心者でも入りやすいエントリーモデル、今回の 「GoPro HERO」 だ。
本体サイズは、「AirPods Pro」 と同じくらいのサイズ感で、「HERO 12 Black」 と比べて35%小型化。重量もわずか86gと軽く 「HERO 12 Black」 と比べると44%も軽いことから、GoProは本機を 「極小の4Kカメラ」 と表現している。
GoPro HERO 12 Black | GoPro HERO | AirPods Pro | |
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本体サイズ | 71.8mm x 50.8mm x 33.6mm | 56.6mm x 47.7mm x 29.4mm | 60.6mm x 45.2mm x 21.7mm |
重量 | 153g | 86g | 56.1g |
GoProはこれまでも小型モデルを展開したことがあったものの、いずれも液晶を搭載していなかった。「GoPro HERO」 ではタッチ操作に対応した液晶を搭載したことで、どのように映っているかを確認したり、画面をタッチ・スワイプで設定を変えられるなど、初心者にとっても使いやすいデバイスを目指した。
機能も、必要十分な機能を搭載する。撮影モードは 「ビデオ撮影」 「スローモーション撮影」 「写真撮影」 の3つ。まずビデオ撮影は4K/30fps、1080p/30fpsでの撮影に対応する。スローモーション撮影は2.7K/60fpsでの撮影が可能だ。写真撮影は、1,200万画素での撮影となる。これらの撮影機能は、画面のスワイプで切り替えられるため、初心者でも簡単に扱えるはずだ。
アスペクト比は16:9。視野角は165°という広い範囲を撮影することが可能で、まるで自分の目で見ているかのように目の前の光景を撮影できる。なお、GoProの特徴的な機能であるHyperSmooth手ブレ補正機能は本機には搭載されていないものの、専用の 「Quik」 アプリを利用することで利用することが可能だ。
また、GoProのDNAをしっかりと継承した本機は耐久性にも優れる。筐体は、上位モデルと同じカバーを使用しており、水深5メートルまでであれば防水ケース等なくとも水中の動画を撮影することが可能だ。またレンズ交換も可能なので、もし万が一にレンズを傷つけてしまったとしても、レンズ交換だけで対処することが可能だ。
なお、本体正面にあしらわれたギザギザの模様は、撮影の際に発した熱を効率よく放出するためのヒートシンクになっている。ちなみに、バッテリー駆動時間はフルHD設定で1時間以上の撮影が可能だ。
価格は34,800円で、上位モデルとなる 「GoPro HERO 13 Black」 の半額近い価格となる。
また、アクセサリとしてウォーターアクティビティに役立つ 「Floaty」 と 「保護スリーブ」 が新たに発売する。
「Floaty」 は 「GoPro HERO」 に装着することで、水の上にカメラを浮かすことができるというもの。オレンジの鮮やかな色をしているため海の上でも発見しやすいほか、流れ止めのコードポイントを採用することで流れの強い環境で紛失することを防ぐことができる、水中で使用する際に便利なアクセサリだ。2024年秋に発売予定。
「保護スリーブ」 は、高い衝撃吸収性をもった保護ケース。スリムな設計であるため、コンパクトさを犠牲にせずカメラを衝撃から守ることが可能だ。2024年秋に発売予定。
(画像提供:GoPro)