Googleのスマートスピーカー「
現地時間5日、Googleは自社のブログで、「Google Home Mini」の発売以降、「Google Home」シリーズは1秒間に1台のペースで売れていることを明らかにした。
つまり、この数字を元に計算すると、「Google Home Mini」が発売した10月19日(日本では10月23日に発売)から約670万秒が経過していることから、「Google Home」は最低でも670万台が売れていることになる。さらに、それ以前に販売されたGoogle Homeの数と足すと、750万台以上が売れた計算になる。
また、Googleの発表によると、「Google Home」に搭載されている人工音声アシスタント「Googleアシスタント」は現在、Google Homeだけでなく、Android端末やiPhone、そしてヘッドホンやテレビ、時計など様々なデバイスに搭載されており、世界で4億台のデバイスで稼働しているという。
ただし、同デバイスの販売台数については、「
海外では、「Google Home Max」という音質にこだわった大型モデルも販売されているが、価格が399ドルと高価なため、同シリーズが占める割合はさほど多くないだろう。
現在、世界ではスマートスピーカー市場が活況だ。昨年のホリデーシーズンで、Amazonではスマートスピーカー「Amazon Echo」が最も売れたデバイスになった。日本では招待制での販売ということで上位に食いこむことはできなかったが、注目度は依然として高い。
世間からの関心の高さは、「Google Home」についても同様。ただし、Googleはより多くのデバイスを販売することに尽力しているようにも見える。
発売当初から、Google Homeをセットで購入することで割引をしたり、大手家電量販店では他の製品を購入すると「Google Home」が付属してくるなど、ユーザーをGoogleのプラットフォームに引きずり込もうという意図が感じられるからだ。
実際に、「Google Home」は便利だ。家に置いておけば声をかけるだけで音楽再生ができたり、スケジュールを作成したり、天気予報やニュースなどの情報を仕入れることができる。タイマーや目覚ましにもなるため、生活アシスタントとしてはそこそこ優秀。
Google HomeとIoT製品を結びつけることで、ボイスコントロール機能にも注目が集まっており、スマートホームの旗艦としても活躍してくれる。
おそらくスマートスピーカー市場は今後も拡大を続けるだろう。「Google Home」は現在、1秒間に1台が売れている状態だが、2018年はさらにペースが上がる可能性は十分にありそうだ。
「Google Home Mini」を各ストアで購入(Google Store /
[ via The Verge / TechCrunch ]