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Google「Pixel Watch 5」登場。GPS精度を2倍に、血管・代謝ストレスも可視化

Googleは8月12日、新型スマートウォッチ「Google Pixel Watch 5」を発表した。41mmと45mmの2サイズを用意し、Bluetooth/Wi-FiモデルとLTEモデルを展開する。

41mmモデルの価格は、Bluetooth/Wi-Fiモデルが6万2800円、LTEモデルが7万9800円。45mmモデルはBluetooth/Wi-Fiモデルが6万7800円、LTEモデルが8万4800円(いずれも税込価格)。

対応するスマートフォンはAndroid 12以降で、Android Goは対象外。iPhoneには対応しない。利用にはGoogleアカウントと「Google Pixel Watch」アプリが必要となる。発売は8月20日を予定。

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Google「Pixel Watch 5」8月20日発売。第5世代は処理性能を強化、2サイズ・4モデルで展開

「Pixel Watch 5」は、従来のスマートウォッチとしての通知や決済、運動・睡眠の記録に加え、GoogleのAI「Gemini」を使って、集めたデータを日々の行動につなげる方向へ進化したモデルだ。特にGPSによるルート記録の精度向上や、健康状態を長期的に確認する新機能「Health Guardian」がポイントになる。

背景にあるのは、スマートウォッチに求められる役割の変化。歩数や心拍数、睡眠時間などを記録するだけでなく、蓄積したデータをもとに「今日はどの程度運動すればいいのか」「睡眠や体調を踏まえて何をすればいいのか」といった判断を手助けする方向へ、GoogleはPixel Watchを広げている。「Pixel Watch 5」では、その役割をGeminiと新しい健康指標でさらに強めた。

「Pixel Watch 5」は、LTPO有機ELの「Actua 360」ディスプレイを搭載する。画素密度は320ppiで、リフレッシュレートは1~60Hzの可変式。ピーク輝度は3,000ニトに達する。画面はCorningのGorilla Glass 5で保護する。

プロセッサにはQualcommの「Snapdragon W5 Gen 2」を採用。Pixel Watch 4と同じくCortex M55のコプロセッサを組み合わせたデュアルチップ構成だが、Pixel Watch 5では動作クロックを引き上げた高性能版を搭載する。

CPU性能は前世代比で最大12%向上。メモリ容量は2GBから3GBへ増え、端末全体の処理速度は最大20%高速化した。ストレージ容量は64GBで、OSにはWear OS 7.0を採用する。

バッテリー駆動時間は45mmモデルが最大40時間、41mmモデルが最大30時間。急速充電にも対応する。充電台はPixel Watch 4と共通で利用できる。

ケースはアルミニウム製で、IP68の防塵・防水性能と5気圧耐水に対応する。41mmモデルは初代Pixel Watchからのバンドと互換性があり、45mmモデルはPixel Watch 3以降のバンドを利用できる。

カラーは41mmモデルがMatte Black/Obsidian、Polished Silver/Fog、Satin Pyrite/Olive、Champagne Gold/Canyonの4種類。45mmモデルはMatte Black/Obsidian、Polished Silver/Fog、Satin Pyrite/Oliveの3種類を用意する。

通信機能はWi-Fi 6、Bluetooth 6.0、UWBに対応。LTEモデルはLTEとW-CDMAによる通信も利用できる。測位機能はデュアル周波数GPSに対応し、GPS、Galileo、GLONASS、BeiDou、QZSSを利用する。

日本向けモデルにはモバイルFeliCaも搭載。Suica、PASMO、iD、QUICPay(QUICPay+)に対応し、スマートウォッチをかざして決済できる。

GPSを使ったランニングなどのルート記録も改善した。Googleマップの技術を活用し、建物の3Dモデルから衛星信号への影響を推定するほか、気象観測網のデータを使って大気による誤差も補正する。

都市部では高層ビルなどによって衛星信号が反射し、GPSの軌跡が実際の道路からずれることがある。Pixel Watch 5では、こうしたマルチパスなどによる誤差を補正し、ルート追跡の精度を従来世代の約2倍まで高めたとしている。

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Geminiが睡眠や運動を分析、Health Guardianで健康状態を追跡

健康管理機能では、GoogleのAIを活用した「Gemini Intelligence」を強化した。スマートフォンのGoogle Healthアプリから「コーチに質問」を選ぶと、「Pixel Watch 5」で収集した睡眠、運動、心拍変動(HRV)などのデータをもとに、ユーザーに合わせたアドバイスを受けられる。

例えば、普段のランニングを休んだ翌日に運動量を増やすべきか尋ねると、睡眠やエナジースコア、コンディションなどを考慮し、無理に負荷を上げず軽いジョギングにするなどの提案を行う。

食事についても相談できる。1日の摂取カロリーの目標を伝えると、現在地周辺で条件に合う食事を提案するといった使い方が可能だ。

Geminiは手首を上げて話しかけるだけで、ランニングの開始やタイマーの設定、Gmailに届いた予約情報の検索などにも対応する。状況に応じて必要な操作を提案し、スマートウォッチから1タップで実行することもできる。

文字盤では11種類の新しいコンプリケーションスタイルと2種類の新しいウォッチフェイスを追加。AIを使った文字盤の生成にも対応する。フライト情報や搭乗券、バスの残り停留所数など、その場に応じて必要な情報を自動表示する機能も搭載する。

フィットネス機能では、年内に筋力トレーニング向けの新機能を追加する予定だ。器具や鍛えたい部位、難易度などに応じてトレーニング内容を選択でき、運動中は種目や重量、回数、休憩時間などを案内する。音声ガイダンスにも対応し、重量やレップ数の記録も可能になる。

「Google Health Coach」では、睡眠状態や運動量、HRV、気温などの情報をAIが分析する。暑さや体調などを考慮し、屋外ランニングから負荷の低いヨガへ変更するといった提案も行う。

睡眠機能も強化した。睡眠の追跡精度を15%向上させ、睡眠サイクルに合わせて起床時間を調整する「Smart Wake」に対応する。新しい睡眠モードの文字盤も用意するほか、入眠を検知すると再生中のPodcastなどを自動停止する機能も搭載する。

さらに、睡眠中の血中酸素レベルの変化から呼吸状態を分単位で追跡し、睡眠が翌日のエネルギーに与える影響を確認できるようにした。

健康管理では「Health Guardian」を新たに展開する。9月以降のアップデートで、「血管ストレス」と「代謝ストレス」の傾向を確認できるようになる。

血管ストレスは、50万人以上、10億分以上のデータを使って構築した脈波モデルを利用し、血圧上昇につながるリスク要因の傾向を確認する。代謝ストレスは、10万人以上、6,000万時間以上のセンサーデータを利用したAIモデルから、代謝の変化を追跡する。

どちらも血圧や代謝状態をリアルタイムで測定する機能ではなく、心拍数、HRV、加速度計などから得た1カ月分のデータを分析し、月ごとの傾向として表示する。日々の生活習慣を見直す際の参考となる指標として利用できる。Health Guardianの新機能は発売後に順次提供する予定で、既存の「Fitbit Air」にも追加する。

Google Storeでは9月4日まで、対象製品の下取りとGoogle Storeポイントを合わせて最大3万1000円分の特典を受けられるキャンペーンも実施する。

(画像:Google)