「Google Chrome」をメインのブラウザとして使っているユーザーに朗報だ!
Googleが提供しているWEBブラウザ「Google Chrome」が、「バージョン49」のアップデートで、より早いページの読み込みを実現できることが明らかになった!
WEBページの読み込みが20%〜26%効率化する
GoogleのウェブパフォーマンスエンジニアであるIlya Grigorik氏は自身のGoogle+で、次回のメジャーアップデートである「Google Chrome バージョン49」では、新しい圧縮アルゴリズム「Brotil」が実装される予定であることを明かしている。
「Brotil」とは、2015年9月にGoogleがオープンソースとして公開した新しい圧縮アルゴリズム。通常、ブラウザはWEBページを読み込む際、Web上のデータを圧縮して送受信するのだが、「Brotil」はこの時の圧縮率を現在の圧縮アルゴリズム「Zopfli」より20%〜26%効率的に圧縮できるようになった。
この「Brotil」の導入により、ページの読み込み速度の向上はもちろん、データ通信量やブラウジング中のバッテリー消費を抑えることができるようだ。
またモバイルブラウザアプリにも搭載されることが決まっているため、スマホでも同じ恩恵を享受することができるとのことだ!
「Firefox」でも導入される見込み
「Google Chrome」だけでなく、WEBブラウザ「Firefox」も次回のバージョン「Firefox 44」で「Brotil」の導入を決めており、様々なプラットフォームで利用される圧縮アルゴリズムとなりそうだ。
導入されればHTMLやCSSの読み込みがスピードアップ、今後のブラウジングが快適になることは間違いない!
ただし少し残念なのは、「Brotil」はHTTPSのサイトにしか適用されないということだ。多くのページがHTTPページであるため、ブラウジングにおいて全ページが恩恵を受けるというわけではないとのこと。
[ via Engadget / Google Developer Japan ]