いよいよ今月9日、『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズ最新作の『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』がPS5/PS4向けに発売する。
本作は、前作『ゴッド・オブ・ウォー』の数年後の世界が舞台。クレイトスとアトレウスは世界に終焉をもたらすとされる戦いに備え、答えを求め九界を旅する。ラグナロクの脅威が迫る中、クレイトスとアトレウスは、家族の安全か世界の平和か、という厳しい選択を迫られることになる。
クレイトスとアトレウスの冒険の続きを楽しみにしている人も多いとは思うが、まだ前作をプレイしていない人やおおまかなストーリーを忘れてしまったという人のために、本記事で前作のストーリーやゲームシステムをおさらいしたいと思う。
前作『ゴッド・オブ・ウォー』のお話
まずは、前作『ゴッド・オブ・ウォー』とはどんな作品だったか、軽く紹介しておこう。『ゴッド・オブ・ウォー』は、PS4向けにサンタモニカスタジオが開発したアクションアドベンチャー。発売年は2018年。
『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズといえば、大男の主人公が豪快に武器を振り回し、巨大な敵を次々と薙ぎ倒していく大迫力のアクションが有名だが、本作でも従来のアクション要素も引き継ぎつつ、引き込まれるストーリーや美しいグラフィックなどによって、より魅力的な作品に生まれ変わった。
物語の舞台は北欧神話の世界。オリュンポスの神への復讐を果たした主人公 「クレイトス」 は、凄惨な過去を捨て、北欧の地で新たな家庭を築いて暮らしていた。
しかし、ある日最愛の妻 「フェイ」 が亡くなってしまい、「遺灰を世界で一番高い山から撒いてほしい」 という彼女の遺言を叶えるため、クレイトスは息子の 「アトレウス」 と親子で旅に出ることになる。
その後のストーリーに関しては、人によってはネタバレになってしまう可能性があるため文章での紹介は伏せておくが、公式から前作のストーリーを完全に振り返ることができるアニメーション形式のストーリーブックが公開されている。ネタバレOKの人は、そちらで映像と共にご確認いただきたい。
『ゴッド・オブ・ウォー』の時系列は『ゴッド・オブ・ウォーIII』の後という設定ではあるものの、『ゴッド・オブ・ウォーIII』で一旦物語が完結したこともあり、本作は新しいエピソードという形で展開されている。もちろん過去に関係する話もあるものの、基本的には本作からでも十分にストーリーが楽しめるようになっているため、シリーズを初めてプレイする方も安心してプレイできる。
ゲームの特徴
プレイヤーは主人公のクレイトスを操作し、目の前に現れる敵を倒したり、仕掛けを解いたりしながら山を目指して進んでいく。
クレイトスのメインとなる武器は、妻のフェイから譲られた斧 「リヴァイアサン」 。近くにいる敵を斬りつけるだけでなく、遠くの敵に投げつけることも可能で、投げたあとはボタン操作でいつでも手元に呼び戻すことが可能だ。
リヴァイアサンは氷の魔力を宿しており、当たったものを凍らせることができる。この特性を利用した謎解きも用意されているので、怪しいところにはどんどん投げつけてみよう。
戦闘においては、従来シリーズで人気だった豪快で重みのあるアクションはそのままに、本作では息子のアトレウスが一緒に行動することでより多彩な攻撃ができる。
アトレウスはプレイヤーが直接操作することはできないものの、弓を使って敵を攻撃してくれる。最初のうちはできることが少ないが、ストーリーが進むにつれて経験を積んでいき、色々な攻撃ができるようになっていく。
特に巨大な敵との戦闘では、アトレウスの弓で敵の弱点を攻撃してよろけさせたところをクレイトスが攻撃するなど、2人の連携攻撃が鍵を握る。巨大な敵は一撃一撃が強力なため、アトレウスと協力してできるだけ敵の攻撃を受けないようにし、隙を見つけて攻撃していこう。うまく倒すことができると達成感も感じられる。
体力ゲージの下にあるレイジゲージがいっぱいになると、クレイトスの能力が一定時間強化される 「スパルタン・レイジ」 を発動できる。「スパルタン・レイジ」 では、クレイトスの重い拳をつかって敵を一方的にボコボコに殴れる状態になる。圧倒的な火力で敵を攻撃でき、かなりの爽快感を味わえる。
「スパルタン・レイジ」 を発動すると実質的な無敵状態になるため、強い敵を対峙する際や複数の敵に囲まれたときに有利。また、一気に攻撃をたたみかけたいときはもちろんだが、敵を攻撃することで自身の体力を回復することもできるため、ピンチのときに使うのも手だろう。
戦闘においては武器の強化やスキルの習得も重要だ。武器の強化は鍛冶屋で行うことができ、強化することで単純にステータスが上がるだけでなく、新たなスキルも習得できるようになる。
スキルの習得は、ステータス画面からXPを消費して行う。スキルの中には、ツリー状になっていて前のスキルを習得しなければ習得できないものもあるので、どのスキルを習得すれば良いのかしっかりと見極めながら習得していこう。
個人的に気に入っているのは、主人公クレイトスの武器 「リヴァイアサン」 による攻撃。巨大な斧で、基本的には敵を斬りつける道具となるが、投げつけることで敵と距離を取り戦うことも可能。投げる力もふた通りあり、力を溜めてパワーを増幅させてから投げることで敵の体力を一気に削ることも。大柄なクレイトスならではの豪快アクションだ。
また、投げた 「リヴァイアサン」 がワンボタンで飛んで戻ってくるのもトールハンマーこと 「ミョルニル」 を彷彿とさせる。敵を見つけたら 「リヴァイアサン」 をバシバシ投げて、ズンズン殴る、斬る、その爽快感はかなりのもの。謎解き要素やRPG要素も用意されているが、本作の一番の魅力はやはりこの点に尽きるだろう。
最新作『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』について
そして、今月9日に発売する『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』について。あらすじや現時点で判明しているバトルシステムについて紹介しよう。
激情に駆られたアースガルズの神々が九界を崩壊へといざなう中、クレイトスとアトレウスは世界を終焉へともたらすラグナロクに立ち向かうべく力を尽くす。だがその甲斐も虚しく、フィンブルの冬は容赦なく世界に影を落としていく。
刻一刻とラグナロクの脅威が迫り来る中、クレイトスとアトレウスは、自分たちの身の安全か、はたまた九界の平和かという選択肢を迫られることになる。
アトレウスは“ロキ”としての未来を語られた予言、そしてラグナロクにおける自身の役目を理解しようと知識を渇望する。クレイトスは過ちを繰り返す恐怖に縛られ続けるか、それとも過去を振り払って息子の求める父親となるべきか、もがき続ける。
バトルにおいては、リヴァイアサン、ブレイズ・オブ・カオス、守護者の盾といった武器が再び登場。また、クレイトスとアトレウスは、数々の新たなスキルを習得することができるようになり、強烈なコンボ、属性を活用した戦闘、卓越した防御戦術など、それぞれのスタイルで戦場を操ることができるようになる。
また、前作では行くことができなかったヴァナヘイム、スヴァルトアルフヘイム、アースガルズをはじめ、前作で登場した世界の新たなエリアに行くこともできるようになるとのことだ。
新たなクレイトスの物語が紡がれる『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』。開発は、前作と同じSanta Monica Studioが担当し、プラットフォームはPS4/PS5。発売日は11月9日(水)で、現在本作の予約受付中だ。
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PlayStation 4用ソフトウェア『ゴッド・オブ・ウォー』
©2018 Sony Interactive Entertainment LLC.
PlayStation 5/PlayStation 4用ソフトウェア『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』
©2022 Sony Interactive Entertainment LLC.