
HBOとオーストラリアのゲームスタジオPlaySideがタッグを組み、人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』を原作とした新作リアルタイムストラテジー(RTS)タイトル『Game of Thrones: War For Westeros』を発表した。発表は日本時間6月7日に開催された「Summer Game Fest 2025」内で行われ、2026年にPC(Steam)向けに発売予定であることが明かされた。
本作は、原作ドラマの世界観とキャラクターのビジュアルを忠実に再現しながらも、プレイヤーの意思によって物語の結末が変わるダイナミックな戦争体験を提供する。プレイヤーは、スターク家、ラニスター家、ターガリエン家、そして死者の軍勢(ナイトキング率いる)といった勢力のいずれかを選び、ウェスタロス全土で覇権を争う。ソロプレイだけでなく、フリーフォーオール形式のマルチプレイにも対応しており、友人や他プレイヤーとの策略と戦術がぶつかる、より深い戦場が用意されている。
『Game of Thrones: War For Westeros』発表。違う結末が許される『ゲースロ』の戦場
公開されたシネマティックトレーラーでは、ドラマでおなじみのキャラクターたちが壮絶な戦いを繰り広げる様子が描かれている。ナレーションはチャールズ・ダンス演じるタイウィン・ラニスターの声で進行され、キット・ハリントンの姿を模したジョン・スノウがナイトキングの手によって倒れ、彼の軍勢に加わる場面が印象的だ。劇中で一度死を経験したジョン・スノウが、今度は敵として蘇る可能性など、本作が提示する「if」の選択肢が、原作ファンに新たな驚きをもたらすことになりそうだ。
開発を手がけるPlaySideは、これまでモバイルタイトルを中心に展開してきたスタジオだが、今回の『War for Westeros』でフルスケールのPC向けリアルタイムストラテジーに挑戦する。RTSジャンルは近年、リメイクやスピンオフなどによる復権の兆しを見せており、人気IPとの融合によって再び注目を集めそうだ。
(画像:Summer Game Fest)