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「Galaxy Watch 9」「Galaxy Watch Ultra 2」発表。予防的な健康管理を強化、3nmチップやGemini連携を搭載

Samsungは、スマートウォッチの最新モデル「Galaxy Watch 9」と「Galaxy Watch Ultra 2」を発表した。どちらも本日より予約受付を開始し、8月7日に発売予定だ。

これらは2013年のグローバル発売から13年目を迎えるGalaxy Watchシリーズの新モデルで、今回は「健康管理の最適解」を目指し、病気になってから対処するのではなく、日々のデータから体の変化を捉え、未然に対策する「予防的観点」を前面に打ち出している。

Galaxy Watch 9は44mmと40mmの2サイズ展開で、日常的な健康管理を重視したモデル。Galaxy Watch Ultra 2は、アウトドアや本格的なスポーツ利用を想定したフラッグシップモデルだ。

価格はGalaxy Watch 9のBluetoothモデルが6万7980円〜、LTEモデルが8万4480円〜。Galaxy Watch Ultra2はLTEモデルの展開となっており、価格は13万7280円(いずれも税込)。

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健康データを蓄積し、日々の生活改善につなげる「Galaxy Watch 9」

「Galaxy Watch 9」は、前モデル「Galaxy Watch 8」のデザインを引き継いでいる。サイズは44mmと40mmの2種類で、44mmはシルバーとグラファイト、40mmはクリームとグラファイトを用意する。

体には軽量なアルミニウム素材を採用し、さらに、バンドにエアポケット構造を取り入れることで、バンド単体で25%の軽量化を実現。長時間装着した際の負担軽減にも配慮した。

バッテリー容量も従来モデルから20%大型化した。常時表示をオフにした状態では最大40時間駆動する。

内部には3nmプロセスで製造された5コアの「Snapdragon Wear Elite」を搭載。CPU性能は従来モデルから32%、GPU性能は19%向上した。メモリは2GB、ストレージは32GB。OSは「Wear OS 7.0」を採用し、サムスン独自の「One UI 9 Watch」を組み合わせる。

ディスプレイの最大輝度は3,000ニト。屋外や直射日光の下でも画面を確認しやすい明るさを確保した。

サムスンはこれまで、睡眠や運動、心拍数などの健康データを管理する機能を強化してきた。Galaxy Watch 9では、その流れをさらに進め、蓄積したデータから中長期的な体調の変化を捉え、生活習慣の改善につなげる機能を充実させている。

健康管理機能では、複数のデータを組み合わせて心臓の状態を把握する「心臓の健康スコア」を搭載。睡眠時間、運動量、BMI、血管負荷のデータを総合的に分析し、心臓の状態をスコアとして確認できる。

中長期的な健康状態を把握するための「自分の健康スコア」も用意する。日々のバイタルサインや活動データを蓄積し、長期的な体調の変化を確認するための指標だ。関連する機能では、1日の有酸素運動負荷を算出するために最低7日分のデータを必要とするなど、継続的なデータ収集を前提としている。

運動のしすぎによるケガを防ぐための「フィットネス指数」も搭載する。日々の運動状況を確認しながら、無理のないトレーニングを続けるための目安として利用できる。

サムスンが目指すのは、健康データを測定・表示するだけのスマートウォッチではない。睡眠や運動、身体の状態を継続的に記録し、そこから得たデータを生活習慣や運動量の見直しにつなげる。「測る」「知る」「改善する」というサイクルを日常の中で回すことが、Galaxy Watch 9の大きな方向性だ。

通信機能ではBluetooth 6.0に対応するほか、測位にはデュアルGPS(L1+L5)を採用する。防水防塵性能は5ATMとIP68に準拠し、米国国防総省の調達規格であるMIL-STD-810Hにも対応する。

GoogleのAI「Gemini」との連携も強化した。「Gemini on Watch」では、腕を上げて話しかけるだけでGeminiを起動できる。メールの内容や予定を確認したり、タスクを指示したりできるほか、Samsung Healthと連携した操作にも対応する。

スマートフォンを取り出さなくても、手首から音声でAIに指示を出し、情報を確認したり、日々の作業を進めたりできる。健康管理デバイスとAIアシスタントを組み合わせることで、スマートウォッチを日常生活の中でより積極的に活用できるようにした。

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過酷な環境に対応する最上位モデル「Galaxy Watch Ultra 2」も登場

Galaxy Watch 9と同時に、シリーズの最上位モデル「Galaxy Watch Ultra 2」も発表した。Galaxy Watch 9が日常的な健康管理を重視するモデルなのに対し、Ultra 2は日常利用から本格的なスポーツ、アウトドアまで幅広い環境で使えるフラッグシップモデルとして位置づけられる。

初代Galaxy Watch Ultraは2024年に登場した。Ultra 2では、チタニウム素材による高い耐久性を維持しながら、本体の厚みを従来の12.1mmから10.7mmへ約12%薄型化した。

プロセッサにはGalaxy Watch 9と同じ3nmプロセスの「Snapdragon Wear Elite」を搭載。メモリは2GB、ストレージは64GBで、Galaxy Watch 9の2倍の容量を確保する。

ディスプレイは最大5,000ニトの高輝度表示に対応する。バッテリー容量は800mAhで、常時表示をオフにした状態では最大80時間の連続駆動が可能だ。長時間のアウトドア活動や旅行など、充電環境を確保しにくい場面でも使いやすい仕様となっている。

スポーツ向けの新機能として、運動量から「発汗量」を算出する機能を世界で初めて搭載した(Samsung調べ)。運動中にどの程度の水分が失われたかを把握し、そのデータをもとに適切な水分補給を促す。トレイルランニングの計測にも新たに対応する。

世界的なダイビングメーカー「mares(マレス)」と共同開発した専用アプリでダイビングにも対応する。水深30cmを超えると自動的に計測を開始し、水深や水温、潜水時間などをリアルタイムで確認できる。

防水性能は10ATMで、防塵性能ではIP69Kに対応。さらにMIL-STD-810Hにも準拠しており、日常利用だけでなく、厳しい環境での使用も想定している。

Galaxy Watch 9とGalaxy Watch Ultra 2は、同じGalaxy Watchシリーズでも役割が異なる。Watch 9が日常的な健康管理を重視するのに対し、Ultra 2は高輝度ディスプレイや大容量バッテリー、発汗量の計測、トレイルランニング、ダイビング対応などを備えた、より過酷な環境向けのモデルとなる。

新旧モデルを比べるとだいぶ薄くなったことがわかる

発表会場では、新旧モデルを組み合わせた「キメラウォッチ」も参考展示された。旧モデルと新モデルを物理的に組み合わせたユニークな展示で、世代交代によるデザインや質感の変化を一度に見比べられるようになっており、会場の体験ブースでも注目を集めていた。

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