
サムスン電子が、最新スマートウォッチ「Galaxy Watch8」および「Galaxy Watch8 Classic」を正式発表した。シリーズ初のGoogle Geminiを標準搭載し、内部設計を見直すことで、史上最も薄く、かつ最も高機能なGalaxy Watchに進化した。
ラインアップは2モデル構成。Watch8はミニマルでスタイリッシュなデザインを採用し、Watch8 Classicは回転ベゼルとクイックボタンを備えたクラシカルな意匠が特徴だ。特にClassicは一部アプリで物理ベゼルを使った直感的な操作が可能で、従来のユーザーにはなじみ深い選択肢となる。
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薄型化とバッテリー拡張を両立、抗酸化指数の計測で食生活の改善もサポート

本体の厚さは従来モデル比で11%の薄型化に成功。従来9.7mmだった筐体は8.6mmまでスリム化され、装着時の手首との一体感が増した。装着性の向上により、睡眠や運動といった日常シーンでも自然に使えるウェアラブルへと進化している。
ディスプレイは最大輝度3,000ニトに対応し、前世代比で50%明るくなり、直射日光下でも視認性を確保する。薄型化にもかかわらず、バッテリー容量は40mmモデルで325mAh、44mmモデルで435mAhと、最大8%の増量を実現している。
ヘルスケア機能も強化された。新たに導入された「就寝時刻のガイダンス」機能は、過去3日分の睡眠データを分析し、ユーザーが翌朝すっきり目覚められる最適な就寝タイミングを提案。さらに業界初となる睡眠中の血管負荷のモニタリングにも対応した。
フィットネスでは、ランニングテストによるレベル判定や、3~5週間の個別トレーニングプログラム作成が可能に。リアルタイムの音声コーチングも用意されており、初心者から上級者まで幅広くカバーする。

さらに、Watch8シリーズでは“抗酸化指数”というユニークな新機能を搭載。これは、腕から取り外した状態で皮膚中の抗酸化物質を世界で初めて測定できる技術で、健康と食生活の見直しを促す。LEDライトで親指を照射しながら10秒ほど当てることで測定でき、スコアは色別で表示される。黄色やオレンジなら抗酸化物質が不足しているサイン。測定そのものがゲーム的な要素も持ち、楽しみながら生活改善につなげられる。
Gemini搭載でスマートウォッチの使い方が変わる

ソフトウェア面では、GoogleのAIアシスタント「Gemini」を標準搭載。モバイル通信が可能なLTEモデルでは、Watch単体でのAI活用が可能になった。パスタの茹で時間を聞いたり、メールの送信を音声で行うといったユースケースにも対応。ホームボタンの長押しで即座にGeminiを起動できるなど、UIも音声操作前提に最適化されている。
さらに「マルチインフォタイル」により、複数アプリの情報を一画面で一覧表示することも可能。ユーザーの使い勝手に応じて柔軟にレイアウトできる設計だ。
カラーラインアップ・価格・発売時期

カラーは、Galaxy Watch8がグラファイトとシルバーの2色。Classicはブラックとホワイトが用意される。価格はGalaxy Watch8(Bluetoothモデル)の40mmが57,900円、44mmが62,900円。Galaxy Watch8 Classic(Bluetoothモデル)は82,900円 (いずれも税込)。

また、同時に「Galaxy Watch Ultra」には新色「チタニウムブルー」が追加され、価格は126,940円(税込)となる。
発売はいずれのモデルも2025年8月上旬以降を予定しており、予約受付は7月17日(木)よりスタートする。
Galaxy Watch8シリーズの発売を記念して、SamsungオンラインショップやGalaxy Harajuku、Galaxy Studio Osakaでは割引キャンペーンが実施。7月17日(木)9:00〜9月1日(月)9:59の期間にGalaxy Watch8/Watch8 Classicや、Galaxy Watch Ultra (2025)を購入すると最大6,600円の割引が受けられる。キャンペーンの詳細はこちらのページから。