Apple、2023年ホリデーシーズンCM ｢Fuzzy Feelings｣公開。心温まる4分のショート映画に

現地時間11月21日、米Appleは2023年のホリデーシーズンCM ｢Fuzzy Feelings | Apple Holiday Film｣を同社公式YouTubeチャンネルで公開した。本CMは、こちらのリンクから視聴することが可能だ。

Appleが2023年ホリデーシーズンCMを公開

Appleは毎年この時期にホリデーシーズン向けのCMを公開するのが恒例。昨年はAirPodsシリーズのオーディオ共有機能に焦点を当てたものになっていたが、今年はストップモーションを使用した、約4分のハートウォームな短編映画になっている。

物語の内容は、とある会社の女性従業員と男性上司のふたりの物語。女性は、上司に遅刻したことを怒られたり、相談したいことがあるのに部屋を閉め出されてしまったり、エレベーターに乗せてもらえないなどで、上司に対して嫌な気持ちを抱く。そのストレスを晴らすため、女性は上司の人形で作り、クリスマスのライトで驚かせたり、除雪した雪の中に巻き込むシーンをアニメーションとして撮影する。

しかし、そのあと女性は、上司がみんなにクリスマスプレゼントを配ったり、一人寂しく夕ご飯を食べているなど、普段の態度からは想像できなかった意外な姿を目撃してしまう。女性はその上司の姿を見て、自分が上司のことを勘違いしていたことに気づき、上司をもっと理解しようと決意。上司に犬の友達を作ってあげたり、陽気な一面があるということをストップアニメーションで表現する。そして、彼に話しかけることで心温まる交流が始まる。

Appleはこの動画の概要欄に、“創造力には、私たちがお互いや世界を見る方法を変える力があります。時には、新しい視点で物事を見ることがすべてを変えることがあります。” と記載している。

ちなみに、今回のCMに使用されている楽曲は、George Harrisonの『Isn’t It a Pity』。映像はiPhone 15 Pro Maxで一部が撮影されており、編集はMacBook Airで行われたとのことだ。

なお、本動画をどのように撮影したのかメイキング映像｢Fuzzy Feelings: Behind the Scenes｣もあわせて公開されている。そちらもぜひご覧いただければと思う。