1月30日、Flexibitsは人気カレンダーアプリ 「Fantastical」 の最新バージョンとなる 「Fantastical 3」 をApp Store/Mac App Storeで配信開始した。
複数の新機能が追加されたほか、買い切りからサブスク制に
「Fantastical 3」 には天気表示や会議への招待状、ダークモード、ズーム統合など複数の新機能が追加されており、これまで以上に使いやすいカレンダーアプリに進化している。また、これまでは各デバイスごとに提供される機能が違っていたが、「Fantastical 3」 ではiPhone版、iPad版、Mac版の3つのバージョンで同じ機能を利用できるようになった。
ただし注意して欲しいのが価格。「Fantastical」 はこれまで買い切りアプリだったのだが、今回リリースされた 「Fantastical 3」 では基本無料+定額課金制(サブスクリプション制)に変更されている。
料金は月額4.99ドル(日本円で610円)で、年間契約の場合は39.99ドル(4,300円)となっている。この料金を支払うことで有料機能を利用することが可能になる。無料でも利用できないわけではないが、カレンダーにイベントを追加もしくは検索する程度しかできないため、本アプリのカレンダー機能を十分に利用するなら実質的に課金が必要だ。
とはいえ、従来の買い切り価格はiPhone版が4.99ドル、iPad版は9.99ドル、Mac版は49.99ドルだったことを考えると使い方によってはお得になる一方で、iPhone版のみを利用したい人の場合は利用料金が8倍以上に跳ね上がってしまうという問題も。このサブスクリプション制の導入は、ユーザーにとってカレンダーアプリ選びの再考の機会となりそうだ。
ちなみに 「Fantastical 2」 の所有者は 「Fantastical 3」 にアップデートしてもそれまで利用できていた機能は引き続き利用できるとのこと。アップデートはApp Store・Mac App Storeで行うことができ、改めてサインアップなどをする必要はないとのことだ。また、不具合の修正などに関しては今後も提供するとのことで、サブスクリプション制になることで既存ユーザーが不利益を被ることはあまりなさそうだ。
「Fantastical 3」 には無料で有料機能を試すことができるトライアル期間(14日間)が用意されているため、導入を検討している方は一度トライアルを利用してみてはどうだろうか。