
EDIFIER Japanは9月30日、耳を塞がないイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホン「Comfo Bass Pro」を発売した。大口径12mmドライバーによる迫力ある低音と、耳の外側を挟むイヤーカフ型ならではの軽い装着感を両立したモデルで、LDACやDolby Audio、マルチポイント接続にも対応する。
価格はオープンで、予想実売価格は税込1万3,980円前後。カラーはブラックとシルバーの2色を用意する。
耳を塞がず低音を楽しむ。EDIFIERのイヤーカフ型「Comfo Bass Pro」登場
イヤホンを長時間使う際、耳穴を塞ぐカナル型の装着感が気になる人は少なくない。周囲の音を聞き取りながら音楽を楽しみたい場面もあり、近年は耳を塞がないオープンイヤー型やイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンが増えている。一方で、耳穴を密閉しない構造は音、とりわけ低音の迫力を出しにくいという課題もある。
Comfo Bass Proは、そうしたイヤーカフ型の使いやすさを保ちながら、音楽をしっかり楽しめるサウンドを目指した製品だ。「響きは深く、着け心地は軽やかに」をコンセプトに、大口径の12mmチタンコーティング振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載している。
イヤーカフ型の構造は、音を出すユニットとバッテリーや基板を搭載するユニットを柔軟なワイヤーでつなぎ、耳の外側を挟むように装着する。Comfo Bass Proでは、このワイヤーにニッケルとチタンを組み合わせたニチノール形状記憶合金を採用した。大きく曲げたりねじったりできる柔軟性を持ちながら、繰り返し使用できるよう設計されており、1万回におよぶ耐久試験も行っている。
耳に触れる部分にはシリコン素材の被覆を施し、通勤・通学や仕事、家事、ウォーキングなど、長時間の“ながら聴き”でも使いやすい装着感を目指した。イヤホン本体は片側約6gと軽量で、耳穴にイヤーチップを差し込む必要がないため、周囲の音を確認しながら使いたい場面にも向いている。
サウンド面では、φ12mmのチタンコーティング振動板に加えて、デュアル磁気回路と拡張ボイスコイルを採用。イヤーカフ型では低音の迫力を出しにくいところ、ドライバーを大口径化するとともに、独自の指向性音響設計を組み合わせることで、低音を効率よく耳元へ届けるという。音の広がり方を調整し、周囲への音漏れにも配慮している。
実際に聴いてみると、まず感じたのは低音の存在感とボーカルの聞き取りやすさだ。イヤーカフ型らしく周囲の音が入ってくる開放的な聴き心地ながら、低音は思った以上にしっかりしており、音楽全体を下から支えている。そこにボーカルの声が埋もれることなく重なるため、低音を強調したサウンドでも歌声を追いやすい。
女性ボーカルの高音域では、曲によって少し粗さを感じる場面もあった。ただ、耳に鋭く刺さるような聴きづらさはなく、力のある低音とボーカルを中心に、楽曲を気持ちよく聴ける音になっている。
Bluetoothは6.1に対応し、オーディオコーデックはSBC、AAC、LDACをサポートする。LDAC使用時は最大990kbpsの伝送ビットレートに対応し、96kHz/24bit相当のハイレゾワイヤレス再生が可能。日本オーディオ協会が定める「Hi-Res Audio Wireless」の認証も取得している。
音質は、iOS/Android向けの専用アプリ「EDIFIER ConneX」から調整できる。4種類のプリセットEQに加えて、ユーザーが好みに合わせて設定できるカスタムEQを用意。さらに、広がりのある音場を再現する「Dolby Audio」にも対応する。
Dolby Audioをオンにすると、通常時と比べてボーカルが少し後ろに下がったように感じられる一方、音に奥行きや広がりが加わる。アプリから簡単に切り替えられるため、楽曲や好みに応じて使い分けられる。
通話機能も備えており、左右それぞれに2基、合計4基のマイクを搭載する。AIアルゴリズムを利用した通話ノイズキャンセリング機能によって、周囲の雑音から人の声を分離し、風の音や自動車の走行音などがある環境でも声を聞き取りやすく伝えるとしている。
また、2台のPCやスマートフォンなどを同時に接続できるマルチポイントにも対応する。仕事用のPCとスマートフォンを接続しておき、用途に応じて2台の機器を切り替えながら使える。
左右を意識せず装着できるのも便利なポイントだ。装着した耳を自動で判別して左右のチャンネルを切り替えるため、右耳用・左耳用を確認することなく装着できる。片耳だけでの使用にも対応しており、イヤホンを外すと音楽を一時停止し、再び装着すると再生を再開する装着検知機能も搭載する。
イヤホンの操作はダブルタップやトリプルタップなどで行い、EDIFIER ConneXから操作内容を確認・カスタマイズできる。アプリは日本語に対応しており、再生操作や入力切り替え、イコライザーの設定などをまとめて管理できる。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体で最大12時間、充電ケースと組み合わせると最大48時間。15分の充電で約4時間再生できる急速充電にも対応する。イヤホン本体の重量は片側約6g、充電ケースは約47gとなっている。
防塵・防水性能はイヤホン本体がIP56で、スポーツやウォーキングなど屋外での使用にも配慮している。なお、充電ケースは防塵・防水仕様に対応していない。
価格はオープンで、予想実売価格は税込1万3,980円前後。販売カラーはブラックとシルバーの2色となる。発売を記念して、EDIFIER公式サイトと楽天市場店では10月20日23時59分まで30%オフの特別セールを実施しており、税込9,786円で購入できる。セールは限定数に達した場合、期間終了前に終了する。
(画像提供:EDIFIER)
