
NTTドコモは、衛星とスマートフォンを直接接続する通信サービス「docomo Starlink Direct」を、2026年4月27日から提供開始すると発表した。
対象は「ahamo」を含む全料金プラン契約者で、約2,200万人が申し込み不要で利用できる。当面は無料で提供され、SMS送信料やデータ通信はプラン容量の消費対象外となる。法人向けはNTTドコモビジネスが取り扱う。
「docomo Starlink Direct」利用条件とできること
「docomo Starlink Direct」は、ドコモの4G/5Gエリア外かつWi-Fi未接続の環境で、遮蔽物のない屋外において利用可能。つまり「完全圏外時の補完手段」という位置づけになる。
本サービスは、米SpaceXの衛星通信サービス「Starlink Mobile」を活用し、これまで圏外だったエリアでも通信を可能にするというもの。
ドコモの4G/5Gエリア外で、かつWi-Fi未接続の環境で利用できる “圏外時の補完手段” として期待される。具体的には、山間部や海上などこれまで通信が難しかった場所でも連絡手段を確保できる。
対応エリアは日本全国に加え、領海(12海里)までカバー。遮蔽物のない屋外で、空が見える状況が前提だ。
一方で、現時点では音声通話や高速な常時データ通信を前提としたサービスではなく、利用できるのは主にテキスト通信や限定的なデータ通信にとどまる。用途としては、圏外時の連絡手段や災害時のバックアップ回線と捉えるのが現実的だ。
利用には以下の条件がある。
- 衛星通信に対応しているスマートフォン(84機種)を利用している
- 最新ソフトウェアへのアップデートをしている
- 対応するUIMカードまたはeSIMを利用している
- 対応アプリ利用時はドコモ指定ISPの契約が必要
主な機能は、SMS/RCS/iMessageの送受信、位置情報の共有、ファイル送受信、対応アプリによるデータ通信など。Androidスマートフォンでは、Geminiによる調べものにも対応する。
また、緊急地震速報や津波警報などのエリアメール受信にも対応し、災害時の通信手段としての活用を想定している。ドコモメール、災害用キット、d払い、SmartNews for docomoなど一部アプリも利用可能だが、機能には制限がある。
なお、iPhoneでは「あんしんセキュリティ」の危険サイト対策が有効な場合、一部アプリの通信が制限される点にも注意が必要だ。
情報ソース
(画像:NTTドコモ)
