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ペン型マウス 「GridWork」 がオンライン会議で大活躍。2022年は文具をDX化

自分の手を動かして書き込むことができるスマートペン 「GridWork」 が、オンライン会議で重宝しそうだ。先日、実機を見せていただいたときにそう実感した。

「GridWork」 は、PCにUSB接続するだけで、アプリのインストールなしに画面上での 「手書き」 を実現するスマートペン。ペン型デバイス 「Gridpen」 と書き込み用のボード 「Gridboard」 と用紙 「Gridnote」 がセットになった製品だ。

ペン型デバイス 「Gridpen」 は、先端の開口部奥にドットコードを赤外線で撮影する光学モジュールが内蔵されている。撮影されたドットコードから、GridboardやGridnote表面の位置を示す座標情報を0.025mmの精度で取得できるため、細かな文字を再現することが可能。

書き込み用ボード 「Gridboard」 は、表面にドットコードが印刷された超薄型、超軽量のタブレットボード。Gridpenで表面をなぞるとペン先の軌跡がPCに筆跡データとして送られる。樹脂製の合成紙なので耐久性は抜群。コーヒーをこぼして表面を汚したり、市販の消せるボールペンでメモ書きしても、 ウェットティッシュで綺麗に消すことができる。

「Gridnote」 は 「Gridboard」 のノートブック版。Gridpenに消せるボールペン芯を装着してGridnoteに書き込むと、手元で筆跡を見ながら文字や図を書けるため、 ホワイトボードに直接描いているようにディスプレイに綺麗な文字や図の軌跡が表示される。

今回、筆者は実機を見せていただいたが、周囲の反応としてオンライン会議で使うと便利だと聞いた。これまでのオンライン会議では何かを図説する際にホワイトボードなどをノートPCのインカメラで撮影して映し出していたとのこと。

これだとカメラのピントが合わず、相手がうまく見えなかったりして会議がスムーズに進行できないなど苦労することが多い。しかし、「GridWork」 があれば手書きの絵や図をPC画面上に直接表示できるため、オンライン会議相手にうまく伝えられることができたという。

実機を試してみたところ、書きはじめのポインターの位置が予想とは違う場所になることがあるため、多少の慣れは必要と感じたが、それも慣れてくれば利便性が上回るとは思う。

本デバイスは、Zoomなどオンライン会議アプリや、Word、Excelなどのオフィス系アプリにも対応しているため、オンライン会議やリモートワークで重宝しそうだ。
また、教育現場においても役立つことも多いようで、スタイラスは多数の製品がすでに市場に存在するが、一方でさまざまなデバイス、アプリケーションをサポートするデバイスは意外と少ないことから、「GridWork」 は注目されているようだ。

「GridWork」 は、2020年にCAMPFIREにてAll-in方式によるクラウドファンディングが実施され、目標支援額100万円だったのに対して、616名によって合計540万円程度が集まったとのこと。2回目のクラウドファンディングも支援総額が目標額を上回っている。

現在、3回目のクラウドファンディングが実施されている最中で、プロジェクトは年内まで実施される。気になる方は以下から支援してみてはどうだろうか。