昨日、iMacシリーズが全てリニューアルされ、詳細がAppleのHPで公表された。
発表イベントなどがなかったため、地味な発表になってはいるが、新iMacシリーズはかなりの進化を遂げている。
今回のリニューアルでは、昨年から噂されていた「iMac Retina 4Kディスプレイモデル」や「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」が新たに登場した。値段や中身のスペックも新しくなったため、各モデルの特徴など分かりづらいかもしれない。
なので、この記事ではこの4Kディスプレイモデルと5Kディスプレイモデルの比較をしてみたので、買う際の参考にしてほしい!
【比較】4Kモデルと5Kモデルでは何が違う?
スペック表を見てみよう!
iMac Retina 4Kディスプレイモデル | iMac Retina 5Kディスプレイモデル | |||
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CPU | 3.1GHz クアッドコア Intel Core i5プロセッサ 「Broadwell」 |
3.2GHz クアッドコア Intel Core i5プロセッサ 「Skylake」 |
3.2GHz クアッドコア Intel Core i5プロセッサ 「Skylake」 |
3.3GHz クアッドコア Intel Core i5プロセッサ 「Skylake」 |
メモリ | 8GB オンボード メモリ (オプションで 最大16GBに 変更可能) |
8GB (4GB x 2) メモリ (オプションで 最大32GBに 変更可能) |
8GB (4GB x 2) メモリ (オプションで 最大32GBに 変更可能) |
8GB (4GB x 2) メモリ (オプションで 最大32GBに 変更可能) |
ストレージ | 1TBHDD (オプションで 2TB Fusion Drive、 512GB SSD に変更可能) |
1TB HDD (オプションで 3TB HDD、 3TB Fusion Drive、 512GB SSD に変更可能) |
1TB Fusion Drive (オプションで 3TB Fusion Drive、 1TB SSD に変更可能) |
2TB Fusion Drive (オプションで 3TB Fusion Drive、 1TB SSD に変更可能) |
解像度 | 4,096 × 2,304 | 5,120 × 2,880 | ||
グラフィック | Intel Iris Pro Graphics 6200 |
AMD Radeon R9 M380 (2GBビデオ メモリ搭載) |
AMD Radeon R9 M390 (2GBビデオ メモリ搭載) |
AMD Radeon R9 M395 (2GBビデオ メモリ搭載) |
通信 | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 |
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インター フェイス |
ヘッドフォン端子 ×1 / SDXCカードスロット ×1 / USB3.0 ×4 / Thunderbolt 2 ×2 / ギガビットEthernet ×1 |
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付属品 | Magic Mouse 2 / Magic Keyboard Lightning – USBケーブル |
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サイズ(cm) | 52.8 × 17.5 × 45.0 (幅 × 奥行 × 高さ) |
65.0 × 20.3 × 51.6 (幅 × 奥行 × 高さ) |
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重量 | 5.68kg | 9.54kg | ||
価格 | ¥148,800 (税別)〜 | ¥178,800 (税別)〜 | ¥198,800 (税別)〜 | ¥228,800 (税別)〜 |
P3ディスプレイを採用、気になる解像度は?
21.5インチモデルでは4Kディスプレイモデル、27インチモデルには5Kディスプレイモデルが登場。どちらもAppleのRetina規格だ。
解像度は4Kモデルは4,096 × 2,304、5Kモデルは5,120 × 2,880。今回iMacは、どのモデルにもP3ディスプレイを採用している。
ディスプレイに搭載するLEDを、標準の白色から赤色や緑色LEDに切り替えることで、従来の25%多く色を表現することができる技術。
CPUは第5世代と第6世代が存在
27インチモデルにはIntel製の第6世代CPU「Skylake」が搭載された。
21.5インチモデルには第5世代CPU「Broadwell」の採用となった。旧世代版ではあるが、「Skylake」にはまだ発表されていないグラフィック特化型CPUを採用しているので、物凄く大きな差があるわけではないだろう。
独立GPUか内臓GPUか
グラフィックボードに関してだが、27インチモデルでは独立GPUを搭載しているが、21.5インチモデルでは内蔵GPUなので、動画や3D描写を行うソフトを操作する場合に差が出る可能性がある。そういった作業をする人は、できれば27インチモデルを選択するのがいいだろう。
RAMと拡張性の有無
基本はどのモデルも8GBを搭載しているが、どちらもオプションで載せるメモリを増やすことができる(21.5インチモデルが16GB、27インチモデルが32GBまで)。
ただ、21.5インチモデルは「オンボードメモリ」であるため、後々からユーザーがメモリ増設等ができない。もし大きめのメモリ容量が必要であれば、購入の段階で大きな容量を選択するか、27インチモデルを選択しよう。
ストレージはHDDかSSDか
21.5インチモデルはHDDストレージ、27インチモデルは1TBのHDDストレージかFusion Driveに分かれる。SSDを搭載するとデータの読み書きが劇的に変化するので、27インチを選ぶ際はFusion Driveを選択することをお勧めする。
それかオプションでSSDのみを選択することもできる。自分に合っているものを選択しよう!
価格差はあるものの、できれば27インチモデルを購入しよう!
[img via THE VERGE]
27インチモデルは画面サイズや解像度の違いもあり、21.5インチモデルと比べ価格が最低でも36,080円違う。だが、それらの違いよりも大きいのがRAMの拡張性だ。21.5インチモデルは、RAMの拡張ができないため、後々になってから後悔する可能性もあるからだ。拡張する必要が特になく、「ネットやちょっとしたゲームをするだけだから21.5インチで十分!」という人でなければ、27インチモデルを選択するのがいいのではないだろうか!
また、他にもグラボなど、オプションで自分好みのiMacを作ることができるので、詳しくはApple公式サイトに行って確かめてみよう!
ちなみに、別に発表された「Magic Mouse 2」と「Magic Keyboard」が全てのiMacに付属するため別途購入する必要はない!「Magic Trackpad 2」のみは付属しないため、必要に応じて揃えるようにしよう!
[ via Apple ]