巨額の仮想通貨NEMが流出し、一時的に取引と出金手続きの停止措置を行なっていたコインチェック。先日、今月13日に「日本円」の出金を再開すると発表していたが、当初の予定通り日本円の出金手続きを再開したことが判明した。
コインチェックは、システムの安全性が確保できたとして13日に日本円の出金を再開。仮想通過の大量流出が明らかになった1月26日に出金を停止してから、約半月ぶりとなる。実際に、筆者のアカウントに入っていた日本円も出金が行われたことの確認が取れている。
コインチェックは13日、今回の流出問題から金融庁に対し業務改善計画の提出を行う。同計画の中には、今後の再発防止策や経営体制についての強化などが盛り込まれる見通し。
ちなみに、今回の出金手続きは「日本円」のみとなっており、他の仮想通貨の出金などはまだ再開のめどは立っていない。また、流出の被害にあったNEMの保有者に対する補償についても、まだ具体的な時期については明らかになっていない。
コインチェック、流出した仮想通貨NEMを日本円で返金する方針を発表 保有数×88.549円で
仮想通貨を取り扱う国内大手取引所「コインチェック」は、1月28日、不正アクセスによって流出した仮想通貨NEMに対して、補償を行う方針を明らかにした。 発表内容によると、対象となるNEMの保有者全員(約26万人)に対し、1XEMあたり88.5...