5月26日未明、OpenAIはAIチャットボット 「ChatGPT」 のiOS版アプリを日本国内で提供開始した。価格は無料。これまではブラウザベースでの提供が基本だったが、同アプリを使うことで、アプリから手軽に 「ChatGPT」 を利用できるようになる。
iOSアプリ版 「ChatGPT」 が国内でも提供開始
「ChatGPT」 は、2022年11月にリリースされたOpenAIの大規模言語モデル (LLM) のひとつ、対話型AIとも呼ばれる。トレーニングには幅広いテキストデータが使用され、一般的な知識や文脈を理解し、自然な応答を生成する。現在利用されている言語モデルは、無料版が 「GPT-3.5」 で、有料版には 「GPT-4」 が提供されている。
本サービスは、APIを通じてサードパーティのサービスで利用することができたが、OpenAIが自ら提供するものとしてはブラウザで提供されているもののみだった。これに新たにiOSアプリが加わるかたち。
iOSアプリ版 「ChatGPT」 は、ブラウザにおける会話と同期される仕組みになっているため、ブラウザで得た回答をiPhoneで確認したり、その逆も可能。利用にはOpenAIのアカウント(無料)を作成する必要がある。
本アプリケーションの提供国はまずは米国のみとなっていたが、日本を含む40カ国で利用することが可能になった。ユーザーからのフィードバックをもとに機能の拡大やセキュリティの部分を向上させていくとしている。
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(画像:App Store)