
Boseはノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「QuietComfort Ultra Earbuds(第2世代)」を正式発表した。現行のQC UltraのDNAを受け継ぎつつ、AIによるノイズ処理の進化や音声通話の品質向上、ワイヤレス充電対応など、ユーザー体験をさらに磨き上げたアップデートとなっている。
カラーはブラック、ホワイトスモーク、そして数量限定のディーププラムの3色展開で、今夏後半にBose公式サイトにて299ドルで発売予定。国内での発売は現時点では未定だ。



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AIによってノイズキャンセリングと通話品質が向上、ワイヤレス充電にも対応した第2世代モデル

QC Ultra Earbuds(第2世代)は、前モデル同様にBose独自のCustomTune音響キャリブレーション技術を搭載。ユーザーの耳の形に合わせてリアルタイムで音質とノイズキャンセリング性能を最適化するこの機能に、今回からはAIアルゴリズムが追加されたことで、「Awareモード」におけるActiveSenseの挙動が滑らかになり、例えば通過する電車や緊急車両のサイレンなど、突発的な騒音が発生してもリスニング体験を妨げにくくなっている。
さらに、通話機能にもAIが深く関与している。8つのマイクとダイナミックミキシング、アダプティブフィルタリングを組み合わせた新しいノイズ抑制システムにより、風の音や周囲の話し声といった環境ノイズを大幅に低減。片耳使用時でも高い音声明瞭度を保てるのは、補聴器向けに開発されたBoseの音声強調技術を応用した成果だ。

デザイン面では、安定性と装着感に加え、細かなユーザー体験の向上が図られている。例えば、新たにイヤーチップ内にワックスガードが追加され、耳垢による音質劣化を防ぎつつ清掃もしやすくなった。
また、待望のワイヤレス充電に対応。ケース背面のボタンをQi規格対応のワイヤレス充電器に合わせるだけで簡単に充電可能だ。バッテリーは通常再生で最大6時間、イマーシブオーディオ(空間オーディオ)使用時は最大4時間。ケースには3回分のフル充電が可能な容量を備える。さらに、20分のクイックチャージで最大2時間の再生が可能となっており、急な外出にも対応できる。

操作性の面では、従来から搭載されていたタッチコントロールに加え、Boseアプリからタッチ操作を完全に無効化する設定が可能に。イヤホンの位置を調整したり、髪を整えるときに誤操作が起こりがちなユーザーには嬉しい仕様だ。
アプリではその他にも、EQ調整、カスタムモード、バッテリー管理、ファームウェアの自動更新など多機能に対応する。
接続にはBluetooth 5.3を採用し、マルチポイントで2台のデバイスと同時接続可能。SBC、AACに加え、Snapdragon Sound認定デバイスではaptX Adaptiveにも対応し、高音質・低遅延の両立を実現する。Androidユーザー向けにはGoogle Fast Pairにも対応し、初回ペアリングもスムーズだ。
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(画像:Bose)