Boseは現地時間14日、新型フラグシップヘッドホン ｢QuietComfort Ultra Headphones｣ を発表した。価格は429ドル、10月上旬に発売予定。カラーラインナップはブラックとホワイトスモークの2色。
発売に先駆けて、今月14日より予約受付が開始されている。日本での展開時期は未定。
Boseのフラグシップヘッドホン ｢QuietComfort Ultra Headphones｣ 発表
｢QuietComfort Ultra Headphones｣ は、2021年に発売した ｢Noise Cancelling Headphones 700｣ の後継機種として投入される、フラグシップ型ワイヤレスヘッドホン。
Boseの空間オーディオ技術である ｢Bose Immersive Audio｣ を利用できるほか、ワールドクラスのアクティブノイズキャンセリング技術、ユーザーに合わせるパーソナライズ機能 ｢CustomTuneテクノロジー｣ にも対応するなど、Boseの音響技術が利用できるプレミアムなヘッドホンになっている。
｢QuietComfort Ultra Headphones｣ は、”モダン” で “プレミアム” なデザインを採用する。ヘッドホンの各パーツの繋ぎ目を最小限に抑えたことで全体的に洗練された外観で仕上げた。
外部ポートを利用して通気し、効果的に音量をアップする独自のTriPortアコースティックヘッドホン構造により、イヤーカップを大きくすることなく、コンパクトサイズで優れたサウンドとノイズキャンセリング効果を実現した。
ヘッドバンド内部のフレームには耐久性に優れる金属(アルミニウム)が使用しているが、折りたたんでキャリングケースに収納することも可能。
イヤーカップは耳を完全に覆うオーバーイヤー型。右のイヤーカップには電源／Bluetoothボタン、マルチファンクションボタン、音量調節ができる静電容量式タッチストリップが搭載。
左イヤーカップには2.5mmオーディオジャック、USB Type-Cコネクタを搭載する。
音響面においては、先代の ｢Noise Cancelling Headphones 700｣ から完全なる再設計を実施。独自の信号処理と堅牢なチップセット、高性能なマイクにより音楽からコミュニケーションツールまで様々なシーンで利用できるという。
ノイズキャンセリング技術は、物理的に音を減衰させるパッシブ遮音のほか、ヘッドホンの内側と外側に搭載されたマイクによって周囲の音を広い、逆位相の音を重ねて雑音を打ち消すANC技術で実現している。さらにユーザーの頭、耳の形状を分析し、最適な音質を自動でチューニングする ｢CustomTune｣ にも対応する。
また、本製品は ｢Bose Immersive Audio｣ を初めて搭載するのも大きな特徴だ。
｢Bose Immersive Audio｣ は、再生する音源やデバイスに関係なく、ユーザーに空間オーディオを提供する機能。｢Still｣ と ｢Motion｣ の2つのオプションがあり、 ｢Still｣ は自分の頭の向きに関係なく固定された空間オーディオを提供する。主に座って作業しているときなど、動かないで音楽を聴くときに適している。
｢Motion｣ はユーザーの頭の動きに応じて音が鳴る方向が変化するというもの。主に外出時など動きながら音楽を聴くときに最適だ。
｢QuietComfort Ultra Headphones｣ には、ノイズキャンセリングモードの ｢Quiet｣、周囲の音をあえて聞く ｢Aware｣ 、｢Bose Immersive Audio｣ の3つの再生モードがある。｢Bose Immersive Audio｣ モードは、ノイズキャンセル機能をオンにした上で、前述の空間オーディオを利用するモードとなる。
｢Aware｣ モードは大きな音を検知すると自動でノイズキャンセリングが作動するActiveSenseテクノロジーに対応する。なお、風切り音の除去やActiveSenseのON／OFF、アクティブノイズキャンセリングの強弱の調整はいずれもアプリから可能だ。
マイクはヘッドホン内部に内蔵されており、装着者の声を周囲の雑音と区別することで、通話相手にクリアに声を届ける。
Bluetoothのバージョンはv5.3。バッテリーの駆動時間は、Bose Immersive Audioがオンの状態で18時間、オフの状態で最大24時間。バッテリーは約3時間でフル充電が可能だ。
(画像：Bose)
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