
Blackviewは、同社サブブランド「Tabwee」シリーズから新型Androidタブレット「Tabwee T90」を発売した。11インチのFHDディスプレイを搭載し、最新のAndroid 16とGemini AIを組み込んだエントリー向けモデルとなる。
Blackviewが11インチタブレット「Tabwee T90」を発売


本製品は、1920×1200解像度のIPSディスプレイを採用し、Widevine L1に対応。NetflixやPrime Videoといった主要な動画ストリーミングサービスにおいて1080pでの高画質再生が可能だ。各種アプリはAndroid 16独自の「強制フルスクリーン」機能により、黒縁のない全画面表示が可能となっている。
SoCにはUNISOC製のT615 (8コア構成) を採用し、GMS認証を取得済み。Google PlayやYouTube、GmailなどのGoogle公式アプリにも対応しており、汎用性を確保している。また、クラウドコンパイル技術によりアプリインストールの速度改善も図られている。


メモリ構成は物理8GBに加え、仮想RAM 16GBを組み合わせた計24GB。内蔵ストレージは128GBで、最大2TBまでのmicroSDカードによる拡張にも対応する。バッテリー容量は8,000mAhで、Type-C端子による充電に対応。外出時の利用にも一定の安心感を持たせる仕様となっている。
カメラは背面に1,300万画素、前面に500万画素を搭載。顔認証に対応し、Google Lensとの連携による検索や翻訳などのスマート機能も利用可能だ。さらに、HEVCによる高効率な動画エンコードにも対応しており、写真や動画コンテンツの処理にも配慮されている。

周辺機器としては、キーボード、マウス、タッチペン、保護ケース、フィルム、スタンドなどが同梱されており、届いてすぐに利用可能なオールインワンパッケージとなっている。また、Bluetoothキーボード利用時のカスタムショートカット機能など、作業効率を高めるUIも一部提供されている。
価格は24,999円だが、現在は製品ページで8,000円オフクーポンが配布中で、適用することで16,999円で購入可能 (価格はいずれも税込)。クーポンは2025年7月29日まで利用できる。製品にはPSE・技適の各種認証に加え、2年間の保証も付帯している。
高価格帯モデルと比べると性能面では一定の割り切りが必要だが、価格帯を踏まえれば機能・付属品のバランスは比較的良好といえる。エントリーユーザーや動画視聴を中心とした用途に適した一台だ。
(画像提供:Blackview)