イタリアの仮想通貨取引所 Bitgrailで仮想通貨Nano(XRB)が流出した。被害額は1700万XRB、米ドル換算で約1.7億ドル(約220億円)程度になる。
同取引所は現在、すべての入出金や取引を停止しており、イタリア国内の警察当局を交えて、調査を行なっている段階。Bitgrailの創業者であるFrancesco Firano氏は、Twitterでユーザーへの全額補填はできないとコメントしている。
今回流出したNanoは、全発行量の13%に該当する。Nanoの時価総額は1500億円程度、仮想通貨全体の中で23番目に規模の大きな通貨になる。
仮想通貨の流出といえば、先月に日本の仮想通貨取引所「コインチェック」で、多額の仮想通貨NEMが流出した事件が記憶に新しい。コインチェックは、顧客に対して一定の金額で補填を行うことを発表しているが、今度はイタリアで似たような事件が起こってしまった。
[ via Engadget ]