対象のiPhoneを持っているなら、バッテリーが劣化していなかったとしても、全てのユーザーがバッテリーの交換を行うことができるようだ。
Appleは、昨年末から劣化したバッテリーを搭載した、古いiPhoneの性能を意図的に抑制していると批判されており、謝罪とともにバッテリーの交換費用を大幅に値下げすることを発表。米国では同サービスがすでにスタートしており、日本でもまもなく提供開始されるとみられている。
本来であれば、同サービスはバッテリーが劣化した端末のみ、バッテリー交換を行うことが可能(診断テストで80%以下の性能になった時のみ)と案内されていたのだが、iGenerationによると、AppleのGenius Barのスタッフは、バッテリー診断テストで問題がないと判断されても、ユーザーが交換を希望する場合は交換対応に応じるように、Appleから指示されていることが判明。実質、全てのユーザーが同サービスを受けることが可能だという。
上記はバッテリー診断テストを行った時のスクリーンショット。緑色と赤色、黄色の3種類のゾーンが用意されており、診断結果が緑色のゾーンに入った場合は「合格(Passed)」、黄色のゾーンの場合は「劣化(Consumed)」、そして赤色のゾーンの場合は「失敗(Failed)」に該当。本来のバッテリー交換対応は、この黄色と赤色のゾーンに入った時に実施することになっているが、実際は緑色のゾーンに入っていてもバッテリー交換をすることが可能だったという。
ちなみに、同サービスは前述の通り米国ではスタートしているが、日本ではまだ提供開始されておらず、近日中に詳細が発表されることが案内されている。
現在判明している情報としては、バッテリー交換費用は正規価格は8,800円だが、値下げ後の価格は3,200円とお手頃。そして、バッテリーを交換できる期間は2018年1月から2018年12月までで、対象のiPhoneは以下の通り。
今は性能が低下していなくても、使っているうちにバッテリーは必ず劣化する。もし対象のiPhoneを持っているようだったら、年内にバッテリー交換をしてもらってはどうだろうか。
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