
ソースネクストは7月25日、スマートフォン用ゲームコントローラー「Backbone Pro」の国内販売を開始する。価格は29,700円(税込)。全国の家電量販店やECサイトを通じて展開する。
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Backbone Proが日本上陸。バッテリー搭載&Bluetooth対応であらゆるデバイスとも接続可能に

「Backbone Pro」は、2020年に登場した「Backbone One」の上位モデルにあたり、プロユーザーや多様なプレイ環境を想定した設計となっている。
コントローラーの形状は、従来のバックボーンシリーズを踏襲しながらも、フルサイズのアナログスティック、背面ボタンを搭載。
アナログスティックには、スティックのドリフトを抑えるホールエフェクト方式を取り入れ、信頼性の高いALPS製スティックを搭載している。

また、背面ボタンの自由なカスタマイズにも対応。専用アプリ「Backbone」から、トリガーやスティックの感度調整、ボタン配置の再割り当て、複数プロファイルの保存・切り替えが可能で、プレイスタイルに応じたチューニングができる。
グリップ部は滑りにくく、人間工学に基づく握り心地とマット仕上げが、長時間のプレイでも快適さを保つ。

特筆すべき点は、Bluetooth接続機能の追加によるマルチデバイス対応だ。従来はLightningあるいはUSB-Cによる有線接続が必要だったが、新たにバッテリーを内蔵し、Bluetoothでの接続に対応したことで、Mac/PC、AppleのVision ProやMeta Questシリーズを含むVRヘッドセット、Samsung Gaming Hub対応のスマートテレビなどにワイヤレスで接続することが可能に。
接続先の切り替えは、同社が「FlowState Technology」と呼ぶ独自機能が用いられており、シームレスなデバイス間移行を実現。従来型のBluetoothコントローラーのように、接続するデバイスを切り替えるごとに発生していたペアリングの手間が解消される。
本デバイスの動作は、主に「Backboneアプリ」が引き続き中核を担う。アプリ内ではApp StoreやGoogle Play、Apple Arcade、Netflix Gamesなどのモバイルゲームだけでなく、Xbox Remote Play、Steam Link、Nvidia GeForce NOWなどのクラウド/リモートプレイにも対応。PSリモートプレイも利用できるが、Bluetooth接続時には非対応となるため注意が必要だ。
従来モデル「Backbone One」との違いは?

大きく進化した「Backbone Pro」だが、果たして「Backbone One」と比べるとどんな違いがあるのか。簡単にまとめてみた。
項目 | Backbone One | Backbone Pro |
---|---|---|
スティック・トリガー類 | コンパクトで高精度なスティックとアナログトリガー | フルサイズのALPS製スティック、ホールエフェクト式トリガー、カスタマイズ可能な背面ボタン |
形状 | 持ち運びしやすさを追求したスリムなデザイン | 厚みのあるボディと握りやすく滑りにくいグリップ形状 |
仕上げ | なめらかなマット仕上げと光沢アクセント | 上質なマット仕上げ、光沢アクセント |
用途 | スマホゲームとリモートプレイに最適 | スマホゲームとリモートプレイだけでなく、 USB-C接続で様々なデバイスで使用可能 |
充電 | パススルー充電 | ワイヤレスモードで最大40時間駆動 |
上記仕様を比べてみたところ、Backbone Proはプロを謳うこともありゲーマーを支える機能が盛りだくさんだ。もしどちらを選ぶか悩むようであれば、スマホのみに装着して操作することを前提とするならBackbone One、それ以外のデバイスに接続するならBackbone Proを選ぶのがシンプルな答えになりそうだ。


また、別売アクセサリーとして、全シリーズ対応のキャリングケース (税込4,950円) も同日発売される。旅行・出張の多い方は同ケースを購入することで持ち運びも安心だ。