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「ROG Ally」 Amazonや家電量販店などで予約開始。価格は109,800円(税込)、発売は6月14日

ASUS JAPANは、同社ゲーミングギアブランド 「Republic of Gamers (ROG)」 の携帯型ゲームPC 「ROG Ally」 の予約受付を開始した。

「ROG Ally」 には、スペック違いで2モデル用意されており、AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサーを搭載した上位モデルが本日より予約受付が開始されている。価格は109,800円(税込)、発売は6月14日(水)を予定している。

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ポータブルゲーミングPC 「ROG Ally」 予約受付が各ストアで開始

「ROG Ally」 は、ASUSが今月11日にグローバルで発表したポータブルゲーミングPC。外部ディスプレイへの映像出力にも対応しており、据え置きゲーム機のように使用することも可能。また、Windows 11を搭載しているためPCとして使用することもできるマルチロールの拡張性が特徴だ。

注目のポータブルゲーミングPCが国内でも発売へ

本機は、中央のディスプレイを左右のコントローラーで挟むデザインになっている。本体サイズは幅280.0mm × 奥行き111.38mm × 高さ21.22~32.43mm。重量は約608g。

画面は7インチのTFT液晶タッチスクリーン。解像度は1920×1080ドットのフルHD仕様で、リフレッシュレートは最大120Hz。画面の最大輝度は500ニト。ディスプレイは、耐衝撃性に優れるGorilla Glass Victusで保護し、画面の反射を抑えるためCorningのコーティング技術 「DXC」 を採用している。

コントローラー部分は、デバイス表面にA/B/X/Yボタン、左右スティック、D-pad (方向ボタン) のほか、メニューボタン等が搭載。

肩部分には左/右バンパー、左/右トリガーが搭載されており、触覚フィードバック (ハプティックフィードバック) もサポートする。

背面には、マクロ1ボタンとマクロ2ボタンが搭載されており、特定の操作をあてがうことが可能だ。なお、本機はジャイロ操作にも対応する。

内蔵CPUは、4nmプロセスに基づいて構築された 「AMD Ryzen Z1」 プロセッサ。上位モデルには、8コア16スレッドの 「AMD Ryzen Z1 Extreme」 (動作周波数:標準3.3GHz/最大5.1GHz) が搭載される。最大2.8TFLOPS。これはPlayStation 5やXbox Series Xといったコンソール機には届かないものの、他社ハンドヘルドPCに比べてかなり高い数値となっている。

実際のプレイスコアとして、『APEX LEGENDS』は65〜70fpsで動作させることが可能で、『Battlefield V』では40〜60fps、『Hogwarts Legacy』で45〜55fps、『原神』で60fps前後で動作させられるという。

メインメモリは、16GB (LPDDR5-6400)。スロットはオンボードメモリのみ。ストレージは512GB (PCI Express 4.0 x4接続)だが、microSDXCによる拡張にも対応するため大容量のゲームタイトルを保存することも可能だ。

『原神』をプレイ。とても快適にプレイできた

「ROG Ally」 は、別売りの 「ROG Gaming Charger Dock」 を使用することで、本体を充電しながら外部ディスプレイに最大3,840×2,160ドットで映像出力できる。また、サードパーティ製のアクセサリも利用できるとのこと。

ゲームプレイ中に発生した熱は、「ROG インテリジェントクーリングシステム」 によって冷却することで、高いパフォーマンスを維持することができる。

「ROG Ally」 の内部には、デュアルファンが内蔵されており、放熱部には0.1mm厚のヒートシンクフィンを搭載しており、高効率で熱を放熱することが可能。

熱を伝導して放熱するヒートパイプは、内部の毛細管構造体を最適化することで毛細管力を15%向上。仮に逆さに持ったとしても、強力な冷却性能を発揮できるため、ベッドの上で仰向けになってゲームをプレイすることもできる。

本体左右には、ハイ・デフィニション・オーディオに準拠した高性能なステレオスピーカー (1W×2) が搭載されており、大迫力のサウンドでゲームをプレイできる。メディア向け内覧会で実際にゲームをプレイしてみたところ、ハンドヘルドとは思えないほどクリアで、ダイナミックな音を楽しむことができた。

本製品は立体音響技術のDolby Atmosに対応しており、臨場感あふれるバーチャルサラウンドを楽しめるのも特徴だ。オーディオジャックからの音声出力はHi-Resにも対応している。また、「ROG Ally」 にはアレイマイクが内蔵されており、音声チャットなども利用できる。

端末上部には指紋センサーなど各インターフェースが搭載

本体上部にある電源ボタンには指紋センサーが搭載されており、出先でも高いセキュリティを実現できる。本体には複数アカウントを設定してそれぞれに指紋を登録しておくことができるため、「ROG Ally」 を家族で共用する場合にも、即座に自分のアカウントに切り替えることができて便利だ。

外付けGPU 「ROG XG Mobile」 でグラフィック性能を向上させられる

「ROG Ally」 は単体での動作はもちろんだが、ROG Flowシリーズ向けとして販売されている外付けグラフィックスデバイス 「ROG XG Mobile」 を接続することで、グラフィックス性能をゲーミングデスクトップPC並みに引き上げることも可能だ。

「ROG XG Mobile」 との接続には、「ROG Ally」 本体上部にある独自のコネクタを利用する。高速なPCI Express 3.0 x4 インターフェースでの接続になるため、「ROG XG Mobile」 に搭載されているNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPUの性能を最大限に発揮する。

「ROG XG Mobile」 にはHDMIポートをはじめ、LANポートや複数のUSBポートが搭載されているため、マウスやキーボードなどを接続すればもはやゲーミングデスクトップPCとほぼ同じ環境でゲームをプレイできる。もちろんデスクトップPCとは違って持ち運びに優れるため、自宅でも出先でも大作ゲームを最高グラフィックでプレイ可能だ。

インターフェースは、映像出力やデータ転送、本体への給電に対応したUSB Type-C (3.2 Gen2)、microSDカードスロット (UHS-II対応) 、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックが搭載されている。

バッテリー容量は40Wh。バッテリー駆動時間はプレイするゲームによって大きく異なっており、ヘビーゲームの場合は最大で2時間、クラウドゲームのようなストリーミングをベースにしたタイトルの場合は最大6.8時間。

本体上部のUSB3.2 Gen2 Type-Cポートから最大65Wでの急速充電に対応。付属してくる65W ACアダプターで充電できる。急速充電を利用することで約30分で50%まで充電することができ、バッテリーが切れてしまってもすぐに充電してまたバッテリー駆動で使用を再開できる。フル充電には約1.6時間かかるとのことだ。

搭載OSは、Windows 11 Home 64ビット。通信機能は、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.1。Windows 11とBluetoothに対応するコントローラーを接続することができ、たとえばXboxワイヤレスコントローラーでゲームをプレイすることも可能だ。

なお、前述のとおり 「ROG Ally」 はWindows 11を搭載するため、SteamやEpic Games、OriginなどWindowsに対応するゲームプラットフォームの作品をプレイすることが可能だ。もちろんMicrosoft (Xbox) のゲームタイトルもプレイできる。

また、最近はソニー・インタラクティブエンタテインメントから一部のPlayStationタイトルがPC向けに展開されているため、それらは遊ぶことが可能。つまり、完全に利用できないタイトルは、Nintendo Switch向けタイトルと、PlayStation 4/5のコンソール専用タイトル。あとは、iOSやmacOSのみで展開されているもののみということになる。かなり幅広いタイトルが遊べるはずだ。

なお、アクセサリーとして、トラベルケースの 「ROG Ally Travel Case」 とUSB AC アダプタードックの 「ROG Gaming Charger Dock」 が用意される。

「ROG Ally Travel Case」 の価格は3,980円(税込)で、6月14日に発売する。「ROG Gaming Charger Dock」 の価格は9,980円(税込)で、発売は2023年夏を予定している。

なお、「ROG Ally」 を購入した方向けのキャンペーンとして、日本マイクロソフトとの連携により 「Xbox Games Pass Ultimate」 の3ヶ月無料利用権が付属。Xboxプラットフォームで展開されているタイトルを3ヶ月無料でプレイすることが可能だ。

さらに、レビューサイト等に使用感などを投稿した方全員に、「ROG Ally」 用トラベルケースがあたるレビュー投稿キャンペーンも開催する。詳しくはこちらのサイトからご確認いただきたい。

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