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ASUS「ProArt」に31.5型4K QD-OLEDが2機種登場。最大240Hz、12G-SDIにも対応

ASUS JAPANは10月7日、クリエイター向けブランド「ProArt」から、31.5インチの4K QD-OLEDパネルを搭載したプロフェッショナル向けモニター「ProArt Display OLED PA32USD」と「ProArt Display OLED PA329CDV」を発表した。いずれも4K解像度のQD-OLEDパネルを採用し、高い色再現性とHDR表示に対応するが、用途は異なる。

「PA32USD」は最大240Hzの高速表示に加え、デュアル12G-SDI入力と内蔵カラーメーターを搭載。撮影現場からポストプロダクションまで、映像制作の工程を1台でカバーすることを狙ったモデルだ。一方の「PA329CDV」は最大120Hzで、Calman Verified認証を取得した色精度やMacとの連携機能を備え、日常的なクリエイティブ作業に向けている。

両製品とも2026年10月9日から順次、全国の家電量販店やECサイトで発売する。

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撮影現場からポストプロダクションまで対応する「PA32USD」

「ProArt Display OLED PA32USD」は、映像制作の現場で使われる機材との接続性を重視した31.5インチ4Kモニターだ。3,840×2,160ドットのQD-OLEDパネルに、最大240Hzのリフレッシュレートと0.1ms(GTG)の応答速度を組み合わせている。

映像入力はHDMI 2.1、DisplayPort 2.1、Thunderbolt 4に対応し、いずれの接続方法でも4K/240Hzの表示が可能。ゲーム開発や3D、VFX制作など、高速に描画される映像を確認する用途にも対応できる。

色再現については、工場出荷時にキャリブレーションを実施し、色差ΔE<1を実現している。さらに、電動フリップ式のカラーメーターをモニター本体に内蔵した。カラーメーターを使う際に外部機器を用意する必要がなく、OSDメニューからキャリブレーションを実行できるほか、スケジュールを設定して自動的にキャリブレーションを行うこともできる。

ASUS ProArtハードウェアキャリブレーションに加えて、Light IllusionのColourSpaceにも対応するため、映像制作のワークフローに合わせた色管理にも利用できる。

映像制作向けの装備として、12G-SDI入力を2基搭載するのもポイントだ。放送や映像制作の現場で使われるSDI規格に対応しており、カメラなどから最大4K/60Hzの非圧縮映像を直接入力できる。3G-SDIのレベルA/Bにも対応するため、既存の映像機器と組み合わせて利用しやすい。

Thunderbolt 4ポートも2基搭載しており、そのうち1基は最大96WのUSB Power Deliveryに対応する。ノートPCと接続して映像を表示しながら、同時に給電するといった使い方にも対応する。

HDR表示はDolby Vision、HDR10、HLGに対応する。ピーク輝度は1,000cd/㎡(画面の3%領域)で、VESA DisplayHDR True Black 400の認証を取得。カメラを直接接続し、撮影した映像をHDRで確認できるHDRプレビュー機能も備える。

撮影現場への持ち出しも考慮しており、周囲からの光の映り込みを抑える取り外し可能なモニターフードを付属する。スタジオやロケ地など、設置環境に応じて使い分けられる2種類のスタンドに加え、持ち運び用の金属製ハンドルも同梱する。

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Macとの組み合わせも意識した「PA329CDV」

「ProArt Display OLED PA329CDV」は、同じ31.5インチ4K QD-OLEDを採用しながら、写真編集や映像制作など日常的なクリエイティブ作業を中心に据えたモデルだ。

3,840×2,160ドットのQD-OLEDパネルは最大120Hz、応答速度0.1ms(GTG)に対応する。ピーク輝度は1,000cd/㎡で、VESA DisplayHDR True Black 500の認証を取得。QD-OLEDならではの深い黒と高いコントラストを生かしたHDR表示が可能となっている。

色精度については、工場出荷時にキャリブレーションを実施したうえでCalman Verified認証を取得。色差はΔE<1.5で、DCI-P3を99%、sRGBを100%カバーする。True 10-bitの色深度にも対応しており、写真や映像を扱うクリエイターが正確な色を確認しやすい仕様だ。

Macとの組み合わせも意識している。M Model-P3カラープリセットを搭載し、macOSデバイスとの色表示を合わせやすくしたほか、macOS版の「ASUS DisplayWidget Center」に対応。MacBookのキーボードにある輝度キーから、接続したモニターの明るさを調整できる。

接続端子にはUSB Type-Cを搭載し、1本のケーブルで映像出力、データ転送、最大96Wの給電をまとめて行える。さらに、自動KVM機能も備えており、1組のキーボードとマウスを使って2台のPCを切り替えながら操作できる。

DisplayPort 1.4(DSC)の入力・出力にも対応しているため、複数のモニターを数珠つなぎにするデイジーチェーン接続も可能だ。MacとWindows PCを併用する環境や、複数のPCを使い分ける制作環境にも対応しやすい。

パネル表面にはアンチスクラッチフィルムを採用した。前世代のQD-OLEDパネルと比較して傷への耐性を2.5倍に高めており、ディスプレイの清掃や日常的な取り扱いで生じる擦り傷を抑える。

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(画像:ASUS)